April 19, 2006

ラブ&ピース  Pharoah Sanders / Karma

Karma

血管ぶち切れそうになって、フラジオで「ぶっきょ~!!!」を連発するファラオも好きだけれど、
Love & Peaceがどっさりのファラオも大好きだ。
Lysisさんところ経由で、ファラオのLove is everywherを試聴して、ラブ&ピースな気分になりたくなった。

Karmaって業って意味?それから、この良く分からないジャケット。
大学2年の頃、ヴィレッジバンガードアゲインで、ファラオの美しい音にショックを受けた僕も、
KarmaにThembi、Black unity…この変なジャケの一群をなんとなく避けてた。
その時ピアノ氏が持ってきたのが、Love is everywhereのテープ。
強烈なベースのリフに乗っかる、パーカッション、ts(ssも??)、ピアノ、叫び続けるボーカル。
混沌の中に広がる、幸福感。…すぐ、やろうじゃんと決まった。(結局上手く行かなかったような覚えが。)
胸キュン系ドロドロにハマッたのは、この曲であることは確か。
その後、Kramaや、ドラマーであるNorman Cornersや、Gary BertzのCDを色々買い集めたのが懐かしい。


Love is everywhereの収録のアルバムが無いので、ここは永遠の傑作Karmaで。
The creator has a master planという、すごいタイトルの曲と、Colorsって曲の2曲で構成されている。
この頃のファラオのアルバムは混沌なしゃーわせ一杯世界の曲と、壮絶なフリーな曲で構成されて、
そのあまりの落差が凄いのだけれど、Karmaは最初から最後までラブ&ピース。
(途中、ぐちゃーら、なところもあるが。)

The creator has a master planは9人編成。
Richard DavisとReggie Workmanの二人のベースに、ファラオのts、James Spauldingのフルート(イエ~い!)、Leon Thomas
のvo、Lonnie Smithのp、その他パーカスやら、フレンチホルンやら…。
30分以上の曲を、丁寧に聴きなおす気力も無いけれど、経時的に起こることを書くと。
① これ演歌?って感じのテナーの長いカデンツァから始まり
② それがようやく一段落すると、ゆったりとしたベースのオスティナートに乗った、
単純でキャッチーなメロディが延~々と繰り返される。
③ tsからvoソロに引き継がれ、倍テンになり、そのままハッピーに進むと思いきや、
④ 突如、ファラオによるイントロパートの出現。
⑤ 再び②の状態に。しゃんしゃら鳴ってる鈴系が気持ちよい。
⑥ ファラオのリフをきっかけに倍テン。そのまま美しくも混沌とした時間が続く。
⑦ それを再びぶち壊す、ファラオのぶっきょー!!!!ぐちゃ~らな世界に。
⑧ またもや、ファラオのリフをきっかけにハッピーな倍テン状態。
⑨ 最後の最後に、脈絡もなくゆったりなテーマへ。 おしまい。

こうやって、よく聞いてみるとファラオの我侭と周りの従順な反応で成り立っている音楽と思われる。
The creator has a master planと言いながら、「やりたい時にやる」。
これが神様の姿勢?

私と同様の感性をもっている人は、無計画・無軌道なしゃーわせ感にひたれる30分間になると思う。
それにしても、レオンの驚異的なパフォーマンス。
好き嫌いはあると思うけれど、誰もが唖然とすること、必至。
若いころは、濃いおっさんボーカルとしか思ってたのだけれど、
今聞くと、そこらに青年らしい青いものがあることに気がつく。それが、なかなか良いのだよな。
(いえいえ、そんな趣味は、全くありません。)


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The creator has a master planってカバーしている人も色々いそうだけれど、
Jeri Brown / Zaius(justine time)の演奏は中々よい。

女性voのJeriとLeonの二人の濃すぎるvoと、マレイ(Don Bradenの二人だったかな)、John Hicksが入った豪華版。我侭なリーダーも不在で、ひたすらラブ&ピースな世界を満喫できます。

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