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August 27, 2006

Gilefema

Gilfema_cover_180x


Ariaと一緒に買ったObliq soundからリリースされたアルバム。
Lionel Loueke(g, vo)、Massimo Biolcati(wb)、 Ferenc Nemeth(ds)のトリオだ。
リーダーのLouekeは、ショーター、ハンコックもその才能を買っているらしい。
昨年、Santanaが来日した時に、ギタリストがもう1人居たけれど、彼がそうだったのかもしれない。(全く、調べてないで言ってます。)

Loekeの歌は、他のアフリカミュージシャンと同じようなプリミティブな趣きがある。
時にはメセニーバンドのような洗練された面、浮遊感もあって、とても新鮮だ。
アフリカの音楽って、今まで、それほど魅力を感じなかったけれど、これは愛聴盤になりそう。

全部で13曲と、盛り沢山なのだけれど、3人がそれぞれ曲を提供している。
Louekeが6曲、Biolcatiが4曲、Nemethが3曲。
3人が書く曲のタイプが異なるのが、全曲聴いても全く飽きさせない一つの理由だと思う。
Loekeの書く曲は、トラッドなフォーク・ブルースのような曲。単純なリフが使われることも多い。
BのBiolcatiとDsのNemethは、おそらくLoekeにメセニーの影を感じたのか?
Loekeとは逆に、PMGのような洗練された曲を書いているのが、ちょっと可笑しい。

こんなバラバラな曲想なのだけれど、統一感があるのは、Loekeの歌・ギターがものすごく個性的だからだろう。
ノンエフェクトのギターにユニゾンで被るLoekeの不思議な歌声。
コンテポラリーな浮遊感あるフレーズを、よりフワフワとさせる。
おそらくピックよりも指弾きをメインとしていて、相当なテクニシャンではないかと…

ギタートリオというシンプルな構成が、それからb、dsの二人が、スカスカな空間を提供しているのが、Loekeの歌、ギターを特に際立たせていて、良いと思う。

うちジャケには、Obliq soundのプロデューサーのMichele Locatelliが、トリオの3人と並んで写っている。
メンバーと同様、30代前半くらいの、知的な風貌のお兄さん。
Obliq soundの多くのアルバムのプロデュースをLocatelliがやっているみたい。
一緒に買ったAisha duoってヴァイブとマリンバのduoでは曲も提供していた。

なんだか、良質なバンドを幾つも紹介してくれそうな雰囲気で、とても楽しみだ、このレーベルは。
Luigi Bonafede - Pietro Tonolo Duo なんてのも、HPを見ると紹介されている。
まだCDリリースされてないけれど、待ち遠しいなあ。

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Gilefema (Obliq sound)
Lionel Loueke(g, vo)、Massimo Biolcati(wb)、 Ferenc Nemeth(ds)
’04 9月録音

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August 20, 2006

Aria/Bebo Ferra & Paolino Dalla Porta

Aria

久しぶりのブログ。
相互リンクさせて頂いていたSuzuckさんに素敵な新譜を教えてもらった。
僕もこの二人を追いかけてる。
ギターと、ベースのduoアルバムだ。
日本発売(10/25)なんて待てず、すぐ通販してしまった。
EgeaのIsoleで出会ったのが初めてで、友達にも教えてもらいながら、色んなのを聞いてきた。
同じデュエットの”Bagatelle”、dsを加えたトリオの”Sundance”、ベボのリーダーアルバム”Mari Pintau”、ポルタのリーダー作“Esperanto”、サックス奏者Micheal Rosenの2枚のアルバム。
競演暦も長く、感性も似た二人、このアルバムはお気に入りの二人のDuo、悪いわけが無い。
…BeboはMauro Negriとファンクをやったり、Portaはフリー系をやったり、重ならない部分もあるのだけれど、地中海テイストの肝の部分はバッチリなのだよな。
Bagatelleは聞いたのが秋の終わりで、そのせいか強い哀愁感をイメージしてしまうのだけれど、新作は今の季節にぴったりのイメージ。たまたま今日も雨がちらついて、体感的にはうっとおしいのだけれど、じっとりさを感じるのが、かえって嬉しくなってしまう。

音楽は演奏形態が同じでも、演奏者が異なれば、またその時々の環境も異なれば、違うものが生れてくる。
ここで聞けるのは、ベボとポルタのユニークなモノだと思うけれそ、大きなくくりで言うと地中海に住む人の音楽だと思う。同じ編成だと、僕はRalph Townerとゲリピーのduoが大好きなのだけれど、当たり前だけれど違う世界。
でも、Ralphとゲリピーが好きな人だったら、この音楽も気に入ってもらえると思うし、地中海のジャズを聞いたことなかったら、とても新鮮に感じるかもしれない。

Suzuckさんが、おっしゃるように、ポルタがスゴイ張り切りよう。
ポルタのピッチカートは強い方であるけど、このアルバムでは、いつもの倍くらい力が入っているかも。
思い余って、隣の弦を弾いてしまってるところも見つけてしまった。弾いた指が手のひらに当たるパキンって音もよく聞こえる。
他のアルバムと比較して、繊細な部分より、情感的熱いなポルタを堪能できる…かな。
この人、音とアーティキュレーションが好き。
柔らかいのだけれど、ベタベタでない。説得力があるのだけど、押し付けがましくない。
強いピッチカートでもゴリゴリ感がなく、どっちかと言うと柔らかい音質。
早いパッセージでも、スムーズさと、スリル感が同居している。

写真を見ると、イケメンが、少しオジサンの風貌になってきたよう雰囲気も。
Beboとの競演以外だと、Stefano Battagliaの演奏も大好き。こちらも、新作は無いのかしらん。

アルバムの詳しい、内容はSuzuckさんのブログをご覧下さい。

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