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January 28, 2006

Ettore Fioravanti/Ricercar Scintille

fiora
今週は、東北に出張があったりしたので、電車の中でインプレ用にメモをかなり書いた。
今週末は、先日届いたCDの中から3枚は紹介できそう。

ピアノの前の4人の笑顔が楽しいジャケット。
Ettore Fioravanti(ds)、Stefano Battaglia(p)、Pietro Tonolo(ts,ss)、Steve Swallow(b)のカルテットだ。
スキンヘッド流行の最中、Battagliaは髪を伸ばしたのかと思ったら'97の録音だった。
こんな可愛いい笑顔のBattagliaも珍しい。
Tonolo は、この頃から帽子をかぶっていたんだ。

これは再発なんだろうか?
10年弱お倉入りだったとしたら、その理由は何だったのだろう。とても良いアルバムだと思う。
('98の日付のライナーノーツがあるから再発かな?)

メンバーで僕が知らないのはリーダーのEttore Fioravantiのみ。Enzo Pietropaoliの兄さんのような風貌だ。
他の3人は僕には馴染み深いミュージシャン。
Fioravantiも僕が知らないだけで、マルコのHPを見ると31枚も参加アルバムがあった。
一昔前のPaolo Fres関連が多い。うちにあったのは、Roberto Ottaviano/ above us (splas(h))のみ。

Steve Swallowはベーシストとしては個性が強烈すぎて、
彼が参加することでアルバムカラーが決まってしまうきらいがある。
このアルバムもSwallowのベースを胡散臭く思うか、どうかで好みが分かれそう。

Swallowの作曲したファンク・ブルースから始まる。
馴染み深い曲が幾つか収録されているし、ちょっとアブストラクトなものから綺麗なメロディまで、多彩な曲構成で聞いていて飽きることはない。
ジェントルなTonoloのファンクチューンも珍しいかも。
でも、この頃はモチアンのelectric be-bopバンドでも、そんな曲をやっていたかもしれない。

2曲のファンクチューンを除くと、イタリアのジャズだなあと思わせるところが多い。
南欧からバルカンの辺りの雰囲気を持ち合わせた曲が多い。
作曲の上手いドラマーが多いけれど、Fioravantiも3曲を提供している。
2曲目Girotonoda、6曲目Istrica、8曲目Polka Locaがそう。
前者2曲は、Tonoloのテンダーなtsの音色にとてもマッチした曲で、
ギターのような(ギターよりも)クリアな甘い音で迫るSwallowの使い方も、とても良い感じ。

5曲目Peter Herzog(Pietro Tonolo)は、TonoloのSimbiosi(splas(h))でも演奏されていた曲。
それからラストのKeimは名盤Fiabe(Egea)で、BattagliaとGabriele Mirabassi(cl)の最初を飾っていた。

大好きな2曲が、違う編成で演奏されているのもうれしい。
Keimは、Mirabassiの吹いていたメロをSwallowがまず弾いていて、その上にTonoloが被さってくる。
Fiabeでの二人の演奏が良すぎるのだけれど、ここでもSwallowが健闘。
One and Onlyのきれいなソロを展開している。
Fiabeみたいに鬼気迫ってはおらず、「Tonolo効果」でゆったりした気分になれる。

4曲目New Folk SongもBattagliaの作品。(この人Folkって曲もある。)
この人らしい牧歌的なメロディを持った、バルカン的な要素もある、早めの3拍子の曲。
様々な展開があり、本アルバムで一番の聞き所かもしれない。

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Ettore Fioravanti/Ricercar Scintille (Splas(h))

Ettore Fioravanti(ds)、Stefano Battaglia(p)、Pietro Tonolo(ts,ss)、Steve Swallow(b)
’97 10月録音

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