« Jeanette Lindstroam / In the middle of this riddle | Main | 天才犬? »

January 05, 2006

風の前奏曲('06 1/4)

kaze


娘が友達と遊んでいる間に、嫁さんと久しぶりに映画に行った。
新聞の評を読んで、見たいなと思っていたタイの映画だ。
ラナートと言う木琴奏者の一生を描いた物語だった。
ソーン師という、実在する天才的な演奏家にインスパイアされたフィクションとのこと。
でも、僕はドキュメントのように、見てしまった。
とても、いい映画だった。

日ごろ、CGとか派手な色彩に慣れてしまった僕は、冒頭部分は多少の物足りなさを感じた。

でも、2時間って短い時間に展開される、色々なエピソード(語り口がとても上手い)、
 タイの湿り気一杯の緑、
   それから、ラナートを中心としたタイの民族音楽。

無理やり感動させる場面なんて、一つも無いのだけれど、終わった時は、充足感で満ちていた。
映画の後の遅い昼食でも、妻との会話は弾んだ。

タイの伝統音楽って初めて聞いた。
映画で聞いたのは、おそらく沢山ある中の一つの様式だと思われるけれど、
5、6人の編成で、太鼓、鐘のようなもの、それから、ちょっと甲高い音の笛。
その中で、主旋律を取るのが主人公のソーンが弾く木琴“ラナート”。

テーマがあり、その後は、おそらくアドリブソロ?
このソロの超絶技巧、歌いまわしで、ライバルの楽団との優劣を競うってのが、
物語の一部を占めているのだけど、管楽器ではなく、木琴が主役ってのも面白いよね。
ソーンはルーツを大切にしながら、新しいものとの融合も否定せず、新しい音楽を作っていく。
そんな姿にも、共感した。
ほんと、いい映画だった。

追記:
ソーンのライバルのクンインは、有名なラナート奏者とのこと。
とても印象に残る演技だった。
ソーンと、クンインの息詰まる戦い。
僕は大リーグボール1号、2号を巡る、ひゅうまと、オズマを思い出してしまった。

それから、テーマ後、アドリブ導入部のソーンの執拗なトリル(おそらく1コーラス分?)。
すんげー、かっこえーでっせ。
・・・この部分は、ジャズやる人必見。

|

« Jeanette Lindstroam / In the middle of this riddle | Main | 天才犬? »

Comments

爽やかな風が吹き抜けていく様な、そんな心地よさを感じる作品でした。ラナートの響きって素敵ですね。Tb失礼します。遊びに来てね。

Posted by: あん | January 06, 2006 at 04:55 PM

あんさん

はじめまして。いい映画でした。
コメント、有難うございました。
マイナーな音楽のブログですが、僕もTBしました。

あんさんのブログ、映画の話題で沢山ですね。

また、伺います。

Posted by: しぶちゃ | January 07, 2006 at 10:43 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74992/8021128

Listed below are links to weblogs that reference 風の前奏曲('06 1/4):

» 風の前奏曲 [あんと夢子のス・テ・キ!なダイエットライフ]
ラナートは〝心を癒す〟という意味のタイの古典楽器 折畳式の木琴みたいな物で舟形の箱に載せてあります。 このラナート奏者で実在したソーン師の伝記を元に作られた物語です。 彼の青年期はタイの文化の黄金時代、タイ音楽ももてはやされた時代。 最大の見せ場、伝説のラナート奏者クンインとの競演{/v/}はまるで格闘技の様でした。 クンイン役のN・トーサガーは本物の現代ラナートのマエストロなんですって。 嵐を呼ぶ壮絶な演奏... [Read More]

Tracked on January 06, 2006 at 04:53 PM

» 『風の前奏曲』をタイ験する!タイ5日間の旅!! 詳細出ました!!!/東京上映は13日(金)まで [白田麻子のアジアな毎日  Asia Entertainment Diary]
 去年末から“早く教えて!”と電話で催促していたツアーの詳細が確定しました。パンフレットも郵送してもらったのですが、取り急ぎFaxも、もらいました。 期間:3月9日夜出発〜3月13日午前中到着 内容:ロケ地見学ツアー  目玉は、主役の青年時代のソーンを演じた、アヌチット・サパンポン君がパーティーに来てくれる!!!!!!!!!!こと。ファンレターとかプレゼント、いや映画を見た感動を直接伝えることが出来るチャンス... [Read More]

Tracked on January 06, 2006 at 07:08 PM

« Jeanette Lindstroam / In the middle of this riddle | Main | 天才犬? »