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September 26, 2005

すばらしい。。Joniのカバー集

出張の帰りウニオンに。
目当ては、Simple acoustic trioとボボちゃんのECM盤。

2枚持って、ふと新譜コーナーを見ると。
Maria Pia De Vito, Danilo Rea, Enzo Pietropaoliの名前が!
すぐ、Joni Mitchellの名前が頭に飛び込んできた。

この3人、昨年あたりJoniをカバーしたライブをやってるんだよね。

ボボちゃんは棚に置いて、Simple...と、これの2枚買ってきました。
すんげー、すんげー、いいです。これ。
できたら、週末あたりに、インプレ書きたいなあ。

さーて、仕事っと。

追記:
アルバムタイトル忘れてました。So rightです。
なんか寂しいことあっても、音楽で、忘れちゃうね。ば~い。

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September 25, 2005

たまにはロックを

comes_alive

先日車でFENを流していたら、フランプトンが。
実は(なんて言うと大げさだけれど)、中学ん時は大好きでした。
久しぶりにCDを引っ張り出すと、うちジャケの中には可愛い顔が。。。
ほんとう、アイドルグループだったんですよね。

でも、いいメロディの曲沢山作った、代表的なアメリカンロックバンドだと思う。
トーキングモジュレーターを使ったのは,ベックの影響かしらん?

もちろんSomething's happening, Show me the wayなんて曲も良いけれど、
中盤に配された、all I want to be, Wind of chanceなんてアコギによる弾き語り部分が大好き。

このアルバムはライブアルバムでのトップセールスを記録したはず。
でも、次のアルバムI'm in youは、それほど振るわず、その後は落ち目に。

最近の活動は全然知らないけれど、トレードマークの長髪を切ってしまったようだ。
もともと顔に似合わず、男っぽい声、ワイルドなギター。

今は違った形で、音楽楽しんでいるのかもね。

ビッグバンドをやっている会社の先輩、海外赴任先ではロックのギタートリオを存分に楽しんだとのこと。
誰か?ロックバンドやらない??
やるとしたら、Johnny, Loius, & Cahr.
勿論僕は、髭はやして、整形して、ルイズ・ルイス加部に。

追伸
・ カテゴリーにジャズ(Egea)を追加しました。
  一番興味ある、レーベルってことで、特別昇格です。

・ 今まで、全文載せないで「続きを読む」の形式にしてました。
  たまたま、その機能があったのと、その方が見栄えが良いと思ってましたが、
  あまり、意味無いので、止めました。

・ レイアウトも若干変えてます。


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September 23, 2005

Fresu - Castri - Taylor / Contos

contos
Fresu - Castri - Taylor / Contos

ブログをはじめて、随分経った。
有名盤を除くと、とっておきのCDも少なくなってきた。

Contosはその中の数少ない1枚。
名盤を沢山出しているEgeaの中でも、とても素晴らく、多くのファンがいると思う。
友達に教えてもらった、このCDを聞いて、イタリアジャズの興味を強くしたのは間違いない。

Paolo Fresu(tp)、Frio Di Castri(b)、John Taylor(p)のトリオ。
FresuとCastriは腐れ縁と言って良いほど、共演が多い。
Fresu自身のバンド、Aldo Romanoのカルテットで二人の演奏を聞くことが出来るし、二人のデュオも数枚ある。

この二人にJohn Taylorを加えるなんて、誰が考えたのだろう。
Egeaの特徴でもある室内楽的なアンサンブルである。でも、地中海の香りは希薄。

FresuとCastriは、いたずらっこ的な面もあるミュージシャン(イタリアの特質かなあ)であるけれど、
空気はピリリと締まり、硬質でひんやりしたものとなっている。
二人とも、いつものようにおもちゃ類(エフェクト類)を、鞄一杯に詰めてきたのだけど、
Johnのしかめ顔見て出せなかったんだろうな。
Johnでなければ、やんちゃなFresuとCastriから、リリカルな部分だけを絞りだすことなんて出来なかったと思う。

曲は全9曲。3人のオリジナルがバランス良く配されている。
多くの曲が、それぞれの愛奏曲であり色々なアルバムで聞くことが出来るのは、ファンにとって嬉しいこと。

1曲目Suenosを聞くことで、このアルバムの雰囲気をつかめると思う。
Castri作のタンゴのようなリズムの名曲で、彼自身、何度も録音をしている。
ピアノの弦を直接爪弾くジョンと、ゆったりしたベースの絡みで曲は始まる。
サビに入る時の、Johnのコンピングが、とってもかっこいい。

2曲目、Evan Songと3曲目Walk aboutは、それぞれJohn、Fresuの作曲。
前者は建築的?な美しさを持ち、後者はファンク、4ビートが融合したような曲。
ともに、二人の特質が現れた曲だと思う。
ここまで、どちらかというと、硬質なムードである。

4~6曲目Satie(Fresu)、Evening Song(Castri)、 Ninna Nanna Per Vale(Fresu)では、
温度は冷たいのだけれど、丸みを帯びた、優しい感じの雰囲気に。
ローソク明かりで見る、掌の雪の塊みたい。

僕は、このアルバム全部が好きなのだけれど、前半と中盤部分のムードの入れ替わりがとても好きだ。
Evening Songはストップ&ゴーを繰り返す、ゆったりした4ビート。
静かな月夜に、時折強い風が吹いて、雲に月が隠れるのだけれど、また元に戻る。
そんな感じの曲。

このアルバムは’93に録音された古いアルバムだけれど、内ジャケを見ると、
Contrappunto Jazz Clubと言うお店でのトリオの演奏写真が見られる。
様子を見ると、CastriもJohnも手が止まっている。Fresuによるカデンッァかしら。
この3人の演奏を生で聞けたなんて、うらやましい限り。

このアルバムをキカッケに、JohnはEgeaとの繋がりを強くしていったのだと思う。
Gabrile Mirabassi(cl)との共演が目立つけれど、他の人との演奏も聞いてみたい。

追伸1:ジャケ
Egeaには、謎のジャケも多い。これは竜????
他には、大空で叫ぶ謎の大男(phone)(・・・・リンク先の下あたりに写真あり。)なんてのもある。


追伸2:小さい悩み。
インプレ書いていて、悩むのは名前の表記。
音の表記は難しいので、片仮名で書くことはあまりしないのだけれど
(アバクロ、ジョンスコみたいにあだ名があるのは別)、姓・名どちらで書くのか、よく悩む。
最初の方は親しみを込めて1stネームを、主に記載していたのだけれど、最近はごっちゃに。
ここでは、Fresu, Castri, John。統一感無いけれど、まあいいか。


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September 18, 2005

物欲の秋

8月中旬にイタリアのマルコのところに通販をしたのだけれど、
一部のモノの入手が遅れているため、まだ配送が出来ないとのこと。

EGEAのHPを見てみると、面白い新譜があるなあ。
ついつい、追加オーダーしてしまった。

1. Danza di una ninfa by MONTELLANICO Ada - PIERANUNZI Enrico
Catalogue number: SCA 121

2. Italian Songs by Pietro TONOLO
Catalogue number: SCA 118

1)はリーダーのvoの姉さんは、あまり好きでないけれど、
 ピエラヌンチとBebo Ferra!の参加が目を引く。Paul McCandlessなんて名前も。
 これ、今までのEgeaとジャケデザインが全く異なるのが、なんとも気になる。

2)は大好きなTonoloの新譜。タイトルがなんたって、" Italian Songs "だものね。
 こちらは、伝統的なEGEAのジャケデザイン。
 Gil Goldstein と Joe Chambersの名前が。
 GilはEgeaの常連とも言えるけれど、Joe Chambersとは。
 大好きなdsであるのだけれど、どんな演奏なんだろう。
 dsの入った編成が極端に少ないEGEA。この前はPaul Motianの参加したアルバムがあった。
 これは、僕には失敗作。Joeは上手くやってるのかなあ。

世の中見渡すと、欲しいアルバムばかり。
ラバが新譜出したみたいだし、ボボステンソンも買ってない。Fred Hershも聞きたいし。。。。

なお、マルコにオーダーした元リストはこれ。(姓名が逆)
あれ、このリスト、前にも書いたような気がするなあ。まあいいか。

1)  Mariottini Mirco - Nugae (Splasc(h) H939)
2)  Casini Barbara - Todo O Amor (Philology W132)
3)  Casini Barbara - Outro Lado (Philology W168)
4)  Faiella Dario - Terre Rare (Music Center BA013)
5)  Zurzolo Marco - 7 e mezzo (Egea SCA114)
6)  Rea Danilo - Lost in Europe (Via Veneto VVJ030)
7)  Guinga, Mirabassi Gabriele - Graffiando Vento (Egea SCA107)
8)  Tommaso Giovanni - To Chet (Red Rec 123220)
9)  VV.AA. - Barga Jazz- Sound & Score (2CD) (Philology W731)
10)  Mirabassi Gabriele, Biondini Luciano - Fuori le mura (Egea SCA100)

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もう1枚秋のアルバム Gabriele Mirabbasi & Stefano Battaglia / Fiabe

fiabe
もう1枚、秋になると聞きたくなるアルバムがある。
ボラのLes Fleurs Bleuersと同様、秋に購入したCDだ。
これも初めて聞いた時の印象が強烈だったのだけれど、、
ボラのCDのように、それが、秋の空気(日差し、温度、風…)と結びついたのではなく、
音楽そのものと、ジャケットデザインを含めた、トータルの作品として、秋の夜を感じてしまう。

ジャケットデザインはEGEAの典型的なものだけれど、その中でも特に美しいと思う。
満月と、可愛らしい花、その向こうは月の光に照らされた山かな?
(そう言えば、知人は全然違うモノと言っていた。)

このアルバム、Gabriele Mirabassi(cl), Stefano Battaglia(p)とのデュエット。
タイトルfiabe(fable)は寓話と言う意味らしい。うん、そんな感じがするかもしれない。
中古屋フリージャズのコーナーにあっただけのことはある。中盤5~7曲は多少、抽象的な展開。
でも、他はとても美しいメロディのオンパレードだ。

Battagliaは、イタリアを代表する若手ピアニスト。
Danilo Rea, Stafano Bollaniと同じくらい好きだけれど、この二人と比べると、よりアーティステック。
とてもクールで、完璧主義者的でもあり、彼が演奏しているのは、
遊びを排除した音楽、極限の美しさを求めた音楽だと思う。
僕が気になるReaもBollaniも、あとEsbjorn Svensson等、多くのピアニストが、
自分の音楽に70、80年代のポップスの影響を見せているのだけれど、Battagliaの音楽には、それが無い。

Mirabassiも、Battagliaと似たテイストをもった音楽家だと、僕は思う。
とにかくクラリネットの音が美しい。出てくる音列も美しい。
僕が今まで聞いた音楽の中では、この楽器が必要以上に、きしんだ音で鳴っていることが多かったのだけれど、
Mirabassiは、おそらく楽器が持つ最高の音を出しているのだと思う。
(Mirabassiをきっかけに、Mauro Negri, Michel Moore, Gianlugi Torovesiのように世の中には素敵なcl奏者が沢山いることを知った。)

こんな、極限的な美意識を持つ二人のデュエット。
僕が聞いた音楽の中で、最も美しく、研ぎ澄まされたものだと思う。
(質が違う美しさは沢山あって、Shorterも、ボラも、Kennyも、
その手の音楽では、一番美しいのだけど。…いい加減です。)

演奏される曲は、書き譜の割合が、一般的なジャズに比較すると大きいかもしれない。
この二人は、多くのジャズアルバムに参加しており、インプロヴァイザとしての高い能力は周知の通り。
とても美しい音楽を創るための、一つの手段として、書き譜を多くしたのだろうと、想像できる。
* BattagliaがKonitzと組んだItalian Balladsは、方法論としては、ごく普通のアルバムだけれど、
 とっても美しい。色んな美しい音楽が、色んな手法で創られるのだよなあ。

ゆったりとした静かなピアノのアルペジオの上で、クラリネットとピアノが淡々と主旋律を歌い上げる1曲目 Kiem。
一転して、アップテンポで、少しキャッチーなメロディの2曲目のMattino。
少しシニカルなで、夕焼けをみているような気分になる3曲目 Mereth Becky。
パーッカシブなBattagliaのピアノとMirabbasiのバスクラがスリリングな、4曲目Saltarello。・・・・

本当に不純物の一切入ってない音楽だと思う。
Egeaのアルバムは、ジャケと中身の音楽がよく一致しているけれど、このアルバムも良い例。
1曲目をちょっと聞くと、不思議な魅力的なジャケットが頭にすぐ浮かぶし、
逆にジャケットを見れば、1曲目のとてもキレイなメロディが頭の中を流れてくる。

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Gabriele Mirabbasi & Stefano Battaglia / Fiabe (Egea)

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September 15, 2005

ベース 8月末から9月中旬

8/28 バンドリハ
今年から、復活ムードであった、社会人バンド(ts入りカルテット)であるけれど、なかなか皆の都合が合わない。
今回はdsのデジョ君に突発の仕事が入り、ts-p-bのトリオで。
最近、dsとやる機会がめっきり減って。なんだか、ds恐怖症になりそうな雰囲気。
ds有ってのバンドなので、練習できる曲が限定されてしまう。
それでも、High wire(Joe Farell)などをやる。・・・難しいなあ。これ。ソロはあかん。
それから、シューマンの「子供の情景」は第1曲「異国より」をpとのduoで。
なかなか気持ちいいジャズワルツになったと思う。

9/1 セッション
最近某レストランでの、セッションの回数が多くなってきた。
この日はみつこさん(p)、Sugi氏(ts)とのトリオ。
昨年の今頃、5年ぶりくらいに、みつこさんを誘ったのがキッカケで、もう10回目くらい。
曲の好みも8割がた一致しているし(一部極端に合わないとこも)、Sugi氏のtsも素晴らしいので、毎回楽しみ。
up jumped spring, little b's poemのワルツ、
some other time, spring can really hang you up the mostなどバラード系が良かった。

9/11 ベースレッスン
師匠との都合が合わず、1ヶ月半ぶりのレッスン。
レッスンが無いと、クラシックの練習が、どうしても怠けてしまう。
それでも、シマンドルpart 7のetude 1は、一応OKが出た。(・・・酷いもんだけれど。)
今までアルコは、上手く出来ないのもあって嫌いだったのだけれど、
ちょっと、アルコでテーマを、なんて気も出てきた。

9/14 セッション
レストランでのセッション。K子さん(p)とのduo。
彼女とは、3年くらい前にp-g-bのトリオで、1回だけ御一緒したことがある。
美メロ好き、初見にも強く、とても素敵なピアノを弾く方なんで、また機会があったらなあと、ずっと思ってた。
ひょんなことで、キッカケが。

3年前は、お店で初顔合わせ、その場で曲決めだったのだけれど、今回はメールで色々やり取り。
19:00~20:00までは、お客さん(セッションなので、正確な表現で無いな。)は0。
その間、リハも出来たので、良い演奏になったと思う。
 
K子さんのピアノは、美しいだけでなく、なかなかアグレッシブなピアノ。
私は、おんぶに抱っこの演奏。(いつもと同じ)

アースキントリオのEsperancaが演奏できたのが、嬉しい。duoでやる人はあまり、居ないだろうな。
その他の曲は、やはりアースキントリオのTouch her lips and part, Terje Gewltのwilder、
イパネマにアリス、moon and sand, Vergo(shorter), Island, Some other time, estate....てところ。

お客さんも、何だか喜んでくれて、嬉しかった。
カップルが、ビールをご馳走してくれた。
マスターが炭焼きしてくれた、秋刀魚も美味しかったあ。

1ヶ月に1回くらい、やろうか、って話に。(ベースよりも、選曲に惹かれたのですね、きっと。)
仕事に響きそうだけれど、是非是非。

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September 14, 2005

ベーシストに関する統計

気を引くようなタイトルだけれど、全然中身は無い。
今日は往復3時間のバス出張だったので、CDのインプレ書こうと思ったのに、
CDプレーヤーを忘れてしまった。ああ、つまらなかった。

そこで、ささっと書けるネタを。
現有するCDって1200枚くらい。そこに、どんなベーシストが参加しているか調べた。
H8年からExcelで簡単なCD購入記録(売っ払うのも)をつけているのだけれど、
リーダー、タイトル、レーベルの他、参加ベーシストも記録してた。
…特に意味無いけれど、一応ベースを弾くのが趣味なんで。。。

それで、ちょちょいと、調べてみる。
10枚以上参加の方を書き出すと下記のような感じ。ここまでで、合計354枚。約3割を占めてますな。

やっぱり、ロンカー1番でした。これは予想どおり。
Charlie Hadenは一頃好きだったからなあ。
…なんか、恥ずかしい。今は、それほどでも無いのですよ。
苦手といいつつ、Dave Hollandが3位というのは意外。
Kennyと沢山やってるからしょうがないか。

好きなベーシストは?と聞かれると、パレちゃんと、レジーと答えるのだけれど、それぞれ4位、6位に。
イタリア組、Furio Di Castri、Paolino Dalla Porta、Enzo Pietropaoloも中々の健闘。
Ares Tavolazzi、Piero Leverattoは圏外だけれど、9枚、8枚に参加。
イタリア盤が増殖しているのを反映しているのですね。

でもなあ、オーソドックスな人はチェンバースだけですねえ。10枚もあって、驚き。

ミンガスはLP時代は20枚以上持ってたのに、今や2枚だけ。わはは。あんな好きだったのに。
ギャリソンも似たようなもの。

レイブラウン、レッドミッチェルも3枚だけ。こちらは、LPも聞いたこと無い。いかんなあ。
ちなみにアーティチョークさんがお好きなremy vignoloさんは、3枚に居ました。

皆さんのCDには、どんなベーシストが参加?…ただ、聞いてみただけです。

1. Ron Carter 44
2. Charlie Haden 36
3. Dave Holland 29
4. Palle Danielsson 28
5. Furio Di Castri 25
6. Miroslav Vitous 18
6. Paolino Dalla Porta 18
6. Reggie Workman 18
9. Gary Peacock 15
10. Cecil McBee 14
10.Lars Danielsson 14
12. Richard Davis 12
12. Scott Colley 12
14.George Mraz 11
15.Arild Andersen 10
15.Drew Gress 10
15.Eddie Gomez 10
15.Enzo Pietropaolo 10
15.Jesper Lundgaard 10
15.Paul Chembers 10

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September 10, 2005

秋の空とボラちゃん Stefano Bollani / les fleurs bleues (label bleu)

les_fleurs


ボラちゃんこと、Stefano Bollaniのことは、最初の頃に書いたけれど、また、このアルバムが聞きたい時期になった。

*ボラちゃん:勝手にそう呼んでるだけです。ファンの方、すいません。

音楽のインパクトがとても強い時、或いはその時の雰囲気のインパクトがとても強い時…
そんな時、自分の居た雰囲気と聞いていた音楽が一緒に頭に焼きつくことがある。
このCDは前者の場合。

ボラちゃんを知って1年くらい、片端から彼の参加アルバムを聞いていた頃と思う。
親分ラヴァとの共演は全てすんばらしい出来。
でもボラ自身のリーダー作は、どこかモノ足りない、なんて感じていた記憶がある。

おふらんすのlabel bleuからのリリースで、Scott Colley(b)と Clarene Penn(ds)…妙な組み合わせと思いつつ、
とても良く晴れた秋の青空の下、バス停で買ったばかりのCDを聞いた。

日差しは夏以上なのだけれど、時折吹く涼しい風。
その中で玩具箱を引っ掛き回しているような(この表現は盗用かも)、ボラのピアノが鳴り響いている。
それまでの、ボラへのモヤモヤ感が一気に消し飛んだCDだった。

別に、青い空を思い浮かべるような演奏とは思わないのだけれど、
これを聞く度に晴れた秋のバス停を思い出してしまう。

青い空と、涼しい風、それから、ペラペラのプラスティックの青いベンチ。

ボラの演奏は、ダイナミックレンジが色々な面で広い。
音量、音色だけでない。
   シニカル~優しい。
   はちゃめちゃ~繊細。 
   いたずらっこ~ロマンチックな王子。
   夜の下町の猥雑さ~晴れた高原の爽やかな風。… きりが無い。

演りたいことが多少ボケているのは否めないけれど、底には胸キュンなボラちゃん味が。
このアルバムは、その広~いダイナミックレンジを充分味わうことも出来るし、
この人のやりたいことが、なんとなく分かる作品だと思う。
(ベクトルがボケていることも。でも、それも持ち味なんだろうと、納得してしまう。)

このアルバムのタイトルを調べてみた(3年前だけれど。)
「青い花」って意味。ラスコーの壁画を舞台とした戯曲らしい。
ジャケの絵がちょっとプリミティブなのは関係あるのかも。

作者のRaymond Queneauはフランスの詩人、小説家。
ルイ・マルの映画『地下鉄のザジ』の原作者。
言語学を研究していた彼の詩は、造語だらけ(時には誤植もある)で、訳するのは難しいとのこと。

11曲目のIt could happen to Queneauは明らかに彼に捧げたものであるし、
ボラが美声を披露している(どこまで、本気??)Si Tu T'Imaginesは、 Queneauが作詞。
(この曲はJuliette Grecoがヒットさせたのだそう。)
やはりQueneauの名前をタイトルとした、13曲目Raymond(CD-ROMトラック)は
Lorenzo Montagniさんの絵(こんな絵)をバックとしたピアノソロ。
青を基調とした幻想的な絵の上に、とてもロマンチックなピアノが重なっている。
他の曲も、Queneauと何らかの関係があるかもしれない。

全13曲の約半分がピアノソロ、残りがトリオによる演奏。
Bollaniは、いくつものピアノトリオを残しているけれど、僕はこの組み合わせが一番好き。
非常にからっとした感覚で、Venus盤のトリオとも、Jusper Bodilsen- Morten Lundとのトリオとも感触が異なる。
悪く言えば主張が少ないのかもしれないけれど、Bollaniの音楽をとても良く表現している。
デンマークトリオはレギュラー化しそうだけれど、こちらも再演してもらいたいもの。

沢山の曲が並んでいて、どれも魅力的。
音数、音圧で圧倒する1曲目のピアノソロ、とてもロマンチックな曲の数々。
5曲目 Se Non Avessi Piu Teは、Bodilish-Lundとのトリオで演奏されている。
こんなキレイな曲が並んでいると言えば、未聴の人には分かり易いかも。
前述したように、雰囲気は異なるので、聞き比べも面白いかもしれない。

いずれにしろ、とても丁寧に作られた作品だと思う。
混じりけの全くない、100%ボラちゃんの音楽。
また、こんな作品聞きたいのだけどなあ。。。。

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September 07, 2005

ぐらんぐらん Marc Copland & Greg Osby / Round and Round

round_roundCoplandは最近リーブマンとアルバムを作っている。(lysisさんがインプレ書いてる)
リーブマンって、ほら、チャーミングじゃない。情熱的な人で、シャイなんだと思う。リスナーあっての演奏って感じがする。
一方のCoplandの演奏は、一切の照れも無いし、ひたすら、内に篭った演奏。
リーブマンとCoplandのduoは、違った個性が上手く調和しているように、想像するのだけれど、どうだろう。
・・・これも聞いて見たいなあ。

今日、コメントを書くこのアルバム。Marc Copland(p)とGreg Osby(as)のデュオ。
とっても、ゆる~く廻るメリーゴーランド。乗ったこと無いけれど、そんな気分だ。
実際だったら、1周で確実に酔ってしまいそうだけれど、きっと、これは夢の中。
ぐらんぐらん、ぎりぎりに気分が良い。
ナイトキャップ代わりに聞くのに、ちょうど良い1枚。…変な夢を見る確率は非常に高いけれど。

OsbyとCoplandの音楽性は近いとは言えない。
非常な乱暴な言い方をすると、それぞれ黒い音楽と、白い音楽。
でも、性格的に似たものがある。・・・ネクラ。
アグレッシブに熱い演奏をするのだけれど、いや~に冷たい感触のOsby。
謎のフレーズを、オルゴールのように連発するCopland。
それに触発されて、一緒に謎の世界に行ってしまってるOsby。
きっと、二人は、初共演と思うのだけれど、意気投合したのだろうな。

曲は全9曲。Osbyの作曲3曲、Coplandが5曲、それにEndingを飾るEasy Living。
中々良い、バランスだと思う。

変則(変態)ブルース的な形式の2曲目Baloonman、
メロディからすると、コルトレーンカルテットが湯気出しながら演奏しても良さそうな6曲目も面白い。

僕が特に好きなのは3曲目のぐるんぐるんな曲、Round she goes。
ちょと切ないメロディを吹くOsbyに、オルゴールのようなハープのような不思議なCoplandがまとわりついている。
なんて、変なピアノの音なんだろう。低音のダンピングしたような、ミュートしたような音。
そらから、訳の分からない謎のソロ。無意識に、こういうフレーズが出続けるのかしら。

Paul Bleyも、Franco D’Andoreaも困ったちゃんなピアノを弾くけれど、可愛げあるかも。
後テーマに続く、長いエンディングがなかなかの聞きもだと思う。
最後の最後に出てくるOsbyの”だったたタ~“って言うお得意フレーズの違和感がたまらんし、
フェイドアウトせず、きちんと終わるところも。

4曲目Mentor’s praiseはFurther adoにも収録されており
(praiseでなくproseとなっている。proseが正しいんだろうな)、嬉しい再演だ。
Jason Morranのピアノと比較するのも面白い。

次の5曲目はCopland作曲のとんでもなく美しいワルツ。
アルトの良さが分かってきたのは、最近なのだけれど、Osbyの歌い上げ方が素晴らしい。
いいなあ、アルトって。
ちょっと抽象的な主メロと、とてもメロディックなサビのコントラストもいい。
この辺りの中盤部分が、特に聞き所だと思う。

Osbyらしい7曲目Copiousを経て、8曲目はCopland作曲のDeed-lee-yahと、最終曲Easy Living。
アルバムの中ではノーマルでハッピーなテーマをもつ2曲。
二人とも、そこそこ?楽しいソロを演奏している。
布団の中で聞いてて、ここまで起きていられたら?…きっと良い夢を見られるかも。

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September 04, 2005

ちょっと反省(皆様へ)


久しぶりに、ゆっくりの土日でした。
庭の草むしり、近々やるピアノとのデュオの楽譜準備(こういう作業って楽しい)、
楽器の練習と、ちょっと仕事の準備。
たっぷり睡眠も取れたし、適量のお酒と、おやつ。良い休みだったと思います。
ブログっていう鼻薬の効果も、あるのかな。

一昨日は、甘えん坊な文章を書いてしまいました。
単に、「更新スピードが、少し遅くなるかもしれません。」の一言で済んだのにね。

今日は、改めてlysisさん、Mercedesさんからコメントを頂きました。
有難うございました。うれしかったです。
Mercedesさんがご自身のブログに、「知り合えたららラッキーと思われる人になりたい」って書いてました。
ちょっと、意味違うかもしれないけれど、ネットの世界に出入りして、もう7年?8年?
その間に、色んなラッキーな人と知り合えました。
これからも、自然な感覚で楽しんでいきたいと思います。

当ブログのキーワードは、胸キュンです。
ジャズを中心とした胸キュンな音楽を、これからも沢山聞きたいし、
色んな人と語ってみたいと思います。

しぶちゃ

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September 03, 2005

どんな音? The music of Eric von Essen vol.1~3

eric_von_essen_1eric_von_essen_2eric_von_essen_3









Eric von Essenを知っている?
僕は、2年くらい前から、彼の音楽が好きなのだけれど、彼自身の演奏は聞いたことが無い。
‘54年生まれ、’97に母国スェーデンで亡くなっている。
LAを中心に活動していたベーシストだ。

僕が、このCDをを見つけたのは、やっぱり?ウニオンのアウトレットの箱の中。
ぐいっと心がわしづかみされるような、妙に魅力的なジャケット。
オムニバスなのだけれど、Alan Pasqua, Peter Ersikin, Alan Broadbent, Dave Carpenterらの名前。
他は知らない名前ばかり。

ライナーノーツを読むと、
Alex Clein(ds), Nels Clein(g), Jeff Gautheir(vln)とEricの4人編成の“Quartet Music”が、
Ericの人生で核となった活動のようだ。
アコースティックな楽器を中心とした、このバンドOregonと比較されたことも多いようだけれど、
Alex Cleinによると。Oregonのように牧歌的ではなく、エッジが効いた都会的な雰囲気、
暗い雰囲気、複雑な構成、それでいてロマンチックな感触を兼ね備えた音楽だったらしい。

Milesの60年代クインテットの影響を受けたという、このバンドを続けながら(11年間)、
Ericは、Art Farmer, Bob Brrokmyer, Jimmy Rowlesのような比較的伝統的なジャズを演奏する人達とも
共演をしていたとのこと。

この3枚のアルバムは、Ericの100以上の作曲からチョイスしたもの。
彼が、非常に多様な音楽を演奏していたことが分かる。

50年代のバップの雰囲気をもった曲から、エッジが効いたアグレッシブな曲、
それから、とろけそうに耽美的な曲。
底抜けに明るい曲は無いかも。でも、共通しているのは、美しいメロディ。
Ericが、単の雇われベースでなく、大好きな音楽を作り出したことが想像できる。

3枚のアルバムとも、ほぼ同じような構成だ。

 1)Alex Clein(ds), Nels Clein(g), Jeff Gautheir(vln), Micheal Elizondoのカルテット
 2)Nels, Alex, David Witham(p), Joel Hamilton(b) のカルテット
 3)Peter Erskin(ds), Alan Pasqua(p), Dave Carpenter(b)のトリオ
 4)Alan Broadbent(p), Putter Smith(b), Kendall Kay(ds) のトリオ
 5)Larry Koonse(g)が参加したホーン入りのコンボ。
 その他、Kate McGarry(vo)の参加した曲なども。。。

1)は、おそらくQuartet Musicを再演したもの。ここではNelsはアコースティックgを弾いているが、
2)ではエレクトリックgを弾いている。
3)、4)はともにトリオだけれど、人選からも分かるように3)の方が、やや耽美的な雰囲気。
5)は、こんなオムニバスでなければ、積極的に聞かない音楽かも。でもメロディも演奏も良いと思う。

このアルバムでの最大の収穫は、Nels Cleinと言うギタリストを知ったこと。
ちまたでは、世界で一番危険なギタリストなどと言われているらしいが、
あるときは繊細、ある時は非常にアグレッシブ・・・今や僕のお気に入りのギタリストの一人だ。

3枚全部で30曲もあるため、各曲についてのコメントを書いても、しょうがない。
僕が特に好きなのは、Nelsが参加した全曲、Alan Pasquaが参加した全曲、他にも色々。
Alan Pasquaはポストカード盤が、自分には今ひとつだったので、こんなに良いことが意外だ。

3枚を比べると、Vol.3がより内省的な雰囲気がする。
ラストにAlanらによって演奏されるFlicker and Burnは、ちょっと凄すぎて、せつなすぎて、
僕には表現できない音楽。

おまけの2枚の写真は、おそらく?天井を見つめるEric、
それから、Ericが好きだったという昔の漫画Krazy Katzの彼自身の描画(ノートの端に書かれていたらしい)。

Ericのベースの音色、音質、メロディ。早く聞きたいと思いながら、既に1年以上経っている。
どんな音なんだろう。

*今でもウニオンで、このCDはびっくりするような値段で売っているのを、見かけます。
  もしも!興味を持った方は、ウニオンにお出かけください。

Eric4Eric5

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September 02, 2005

独り言+皆様へ。

9月になって、少し疲れが溜ってきた。8月中旬から、新しい仕事が降りてきて、かなり忙しい状況。
仕事に、楽器、CD聴いて…、それでこのブログ。
ちょっと、廻らなくなってきたかもしれない。
楽器の演奏は、今までの人生で一番やりたい気持ちになっていると思う。
下手なりに、自分なりの音楽の楽しみ方が分かってきたような気がする。少しづつ。
周りも、それを察してか、何故かセッション等の誘いが、多くなってきた。

・・・・8月末、旅行から帰ったら、思い切って、ブログ止めちゃおうと思った。
仕事も、楽器も、もっとしたいし。他にもやるべきことがある。
始めた理由も、訳分からんものだし、相変わらず文章は、酷いままだものね。
存続理由は無し。

でも、ちょっと考えたら、書くネタはパームで、ちょこちょこって書くだけだもんね。
書くネタを考えるのは楽しい。それを読んだ人は、災難だけど。
それから、コメント頂けたら、お返事書くのも楽しいし、お気に入りのブログを訪問するのも楽しい。

今まで、出来たら週に2回アルバムについて感想を書こうなんて、目標があったのだけど。
や~めた。

性格通り、超マイペースで、暫くは続けることにしました。
思いつくと、パッと動いてしまうのですが、
今回は丁度、旅行を前後して色んな方にコメントを頂けたのが良かったです。
上手く熱さましできたかな。

改めて、ここに訪問して頂いてる方に感謝します。
仕事、楽器、家族、友人…これらを、なるべく上手くバランス取りたいし、
今の自分には、ブログ+ネットの海をさまようことは、そのために必要な鼻薬なのだと思う。

繰り返しになってしまいますが、当ブログでは、これまで以上に、マイペースに。
しょうもない記事が時折投稿されると思いますが、(どこかの工場みたい。)
皆様も気が向いたら、いらして下さい。
また音楽、それ以外の面白い話も、聞かせてください。

ではでは。

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CD購入 '05 9/2

予定していた長丁場の会議が半分以下で終わったので、ついついウニオンに行ってしまった。
ほんとは、Bobo StensonのECM新譜1枚だけ買うつもりが、結局はアウトレットと、中古5枚に。
新譜はネットでしか買えない体質になってしまったかも。
店内には、グロスマンのストーンアライアスと、Katrine Madsenが。
グロスマンも欲しいなあ。
Katrineでは、思わずボラーニのバッキングに、うっとりして、店を出ることが出来なかった。

全部で4000円。なかなかの買い物上手かもしれない。。。なんて。

1) Ronald Shanon Jackson / Barbeque dog
 おそらく非常に性格が良いであろう、健全フリーファンクのドラマー。
 最近は、あまり活動を聞かないけれど… 数枚のCDをもっていて、たまに聞いている。
 このアルバムは大昔LPで持ってたもの。2本のエレベの絡みが衝撃的だった。
 …確か、日本でライブやったよな(ライブアンダー??)
 20年くらい前、渋谷Swingの爺ちゃんがくれた、サンプラーのテープに何故か、
 フィルウッズと一緒に入ってたのが、聞き始めたきっかけ。

2) Fred Hersch ensemble / Leaves of grass (Palmwtto)
 Tony Malabym(ts)、Ralph Alesi(tp)、Drew Gress(b)らの、いつもの仲間に
 Vo(Kate McGarrey…好きっす)、celloなどを加えた中編成のアルバムのよう。

3) Henri Texier / Holly Lola (Label bleu)
 映画のサントラなのかしらん。Bruno Chevellion(b), Louis Sclavis(cl)など参加。

4) Bojan Z / Transpacifk (Label bleu)
 ポルタルバンドなどでの演奏が好き。演奏だけでなく、名前もカッコいい、ピアニストBojan Zのトリオ。
 Scott Colley(b), Nasheet Waits(ds)のリズム隊。思い切り、期待できそう。
 Colleyと言えば、ボラちゃんの同レーベルでのアルバムも思い出してしまう。

5) Alan Pasqua / Bad lands (fuzzy music)
 アースキン、Dave Carpenterとのトリオ。
 愛聴盤 The music of Eric von Essen Vol. 1-3でも、素晴らしい演奏が聞ける。これも楽しみ。

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