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September 23, 2005

Fresu - Castri - Taylor / Contos

contos
Fresu - Castri - Taylor / Contos

ブログをはじめて、随分経った。
有名盤を除くと、とっておきのCDも少なくなってきた。

Contosはその中の数少ない1枚。
名盤を沢山出しているEgeaの中でも、とても素晴らく、多くのファンがいると思う。
友達に教えてもらった、このCDを聞いて、イタリアジャズの興味を強くしたのは間違いない。

Paolo Fresu(tp)、Frio Di Castri(b)、John Taylor(p)のトリオ。
FresuとCastriは腐れ縁と言って良いほど、共演が多い。
Fresu自身のバンド、Aldo Romanoのカルテットで二人の演奏を聞くことが出来るし、二人のデュオも数枚ある。

この二人にJohn Taylorを加えるなんて、誰が考えたのだろう。
Egeaの特徴でもある室内楽的なアンサンブルである。でも、地中海の香りは希薄。

FresuとCastriは、いたずらっこ的な面もあるミュージシャン(イタリアの特質かなあ)であるけれど、
空気はピリリと締まり、硬質でひんやりしたものとなっている。
二人とも、いつものようにおもちゃ類(エフェクト類)を、鞄一杯に詰めてきたのだけど、
Johnのしかめ顔見て出せなかったんだろうな。
Johnでなければ、やんちゃなFresuとCastriから、リリカルな部分だけを絞りだすことなんて出来なかったと思う。

曲は全9曲。3人のオリジナルがバランス良く配されている。
多くの曲が、それぞれの愛奏曲であり色々なアルバムで聞くことが出来るのは、ファンにとって嬉しいこと。

1曲目Suenosを聞くことで、このアルバムの雰囲気をつかめると思う。
Castri作のタンゴのようなリズムの名曲で、彼自身、何度も録音をしている。
ピアノの弦を直接爪弾くジョンと、ゆったりしたベースの絡みで曲は始まる。
サビに入る時の、Johnのコンピングが、とってもかっこいい。

2曲目、Evan Songと3曲目Walk aboutは、それぞれJohn、Fresuの作曲。
前者は建築的?な美しさを持ち、後者はファンク、4ビートが融合したような曲。
ともに、二人の特質が現れた曲だと思う。
ここまで、どちらかというと、硬質なムードである。

4~6曲目Satie(Fresu)、Evening Song(Castri)、 Ninna Nanna Per Vale(Fresu)では、
温度は冷たいのだけれど、丸みを帯びた、優しい感じの雰囲気に。
ローソク明かりで見る、掌の雪の塊みたい。

僕は、このアルバム全部が好きなのだけれど、前半と中盤部分のムードの入れ替わりがとても好きだ。
Evening Songはストップ&ゴーを繰り返す、ゆったりした4ビート。
静かな月夜に、時折強い風が吹いて、雲に月が隠れるのだけれど、また元に戻る。
そんな感じの曲。

このアルバムは’93に録音された古いアルバムだけれど、内ジャケを見ると、
Contrappunto Jazz Clubと言うお店でのトリオの演奏写真が見られる。
様子を見ると、CastriもJohnも手が止まっている。Fresuによるカデンッァかしら。
この3人の演奏を生で聞けたなんて、うらやましい限り。

このアルバムをキカッケに、JohnはEgeaとの繋がりを強くしていったのだと思う。
Gabrile Mirabassi(cl)との共演が目立つけれど、他の人との演奏も聞いてみたい。

追伸1:ジャケ
Egeaには、謎のジャケも多い。これは竜????
他には、大空で叫ぶ謎の大男(phone)(・・・・リンク先の下あたりに写真あり。)なんてのもある。


追伸2:小さい悩み。
インプレ書いていて、悩むのは名前の表記。
音の表記は難しいので、片仮名で書くことはあまりしないのだけれど
(アバクロ、ジョンスコみたいにあだ名があるのは別)、姓・名どちらで書くのか、よく悩む。
最初の方は親しみを込めて1stネームを、主に記載していたのだけれど、最近はごっちゃに。
ここでは、Fresu, Castri, John。統一感無いけれど、まあいいか。


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Comments

おお~。
私のところでも、いつかはご紹介しようと思っている、これぞ欧州ジャズの名盤ですね。
美しいジャズ、というのはこういうアルバムのことをさすのでしょうね。
ところで、ペトちゃんの全曲集スコアですが、↓ですよ。
見て下さい、この収録曲の数々!
何とかして手に入れようと思っています。
ちなみに私がどうしてもやりたいペトちゃんの曲は、「ブラジリアン・スウィート」と「ヘジーナ」です。
失礼します。

http://www.musicroom.com/se/ID_No/0014921/details.html?kbid=1070

Posted by: オラシオ | September 25, 2005 at 02:29 AM

オラシオさん。

よくヨーロッパジャズの金字塔ってあるけれど、まさに、これはそうだと思うのです。すばらしすぎ。
オラシオさんのインプレも、読んでみたいなあ。

ぺトちゃん。全曲集とは凄いですよね。
お財布と相談ですが、買ってしまうかも。。。。

ぺトちゃんってことで、Stafano Cocco Cantani / Nicclina al mareでも聞こうかな。
友達に教えてもらったペトちゃん集で、お気に入りです。

Posted by: しぶちゃ | September 25, 2005 at 01:42 PM

オラシオさん、追記です。

上記アルバムにも、ブラジリアン・スウィート入ってます。
Nelson Verasって、とっても良いGuitarが参加してるんです。これ。

Posted by: しぶちゃ | September 25, 2005 at 01:55 PM

こんにちは、初書き込みになります。おおっとアーティチョークさんとこで話題になったと思ったらこちらで紹介されてたんですね!!しかもEGEAレーベルというカテゴリーがあるなんて!!すばらしいっ!!またちょくちょくおじゃましたいと思いますのでよろしくお願いします。
ところでジャケの絵はなんなんでしょうね?ちょっとダリを意識したような…。
それにしてもオラシオさんもやっぱりチェック済やったんですね。いやー流れ石(笑)。
あ、それと是非ウチのリンクに追加させて下さいね。

Posted by: ナゴヤハロー | March 25, 2006 at 11:58 PM

ナゴヤハローさん。
お返事遅れて、すみません。
万事が、遅れてまーす。

ナゴヤハローさんもEGEA好きですか!
うれしいですね。
ところでハローさんは、やっぱり名古屋お住まいなんでしょうか?

僕もあとでブログの方、リンクしますね。

PS コメント書くの、ちょっと面倒になりましたね~
  Niftyさんのメンテって、これだったのかしらん?

Posted by: しぶちゃ | March 28, 2006 at 07:03 PM

基本的に地中海あたりの音楽好きなもので、去年暮れに初めてEGEAモノに手を出したんですが、こんなええもんやとは思いませんでした。Enrico PieranunziとMarc Johnsonの「Trasnoche」ちゅうのも同時に買ったんですが、これも美しすきて困っています(笑)。
えー、ちなみにHNは地名ではありません(笑)ずーっと大阪の人です。

あ、リンクありがとうございました。ではこちらも早速(笑)

Posted by: ナゴヤハロー | April 02, 2006 at 04:44 PM

おお、ちょうどパソ開いてたところでした。
ピイエラヌンチのそれは未聴です。
ちょっと、暫く苦手意識があって。
その二人とGabriele Mirabassiのトリオなんてのも、良すぎますよ。
大根おろし、出来そうなCDも沢山あります。
僕も地中海のゾワゾワした音楽って好きです。

ぐわし。

Posted by: しぶちゃ | April 02, 2006 at 04:51 PM

わー、この二人+Mirabassi!!また欲しいリストのページが増えてしまう(笑)
最近Mirabassiの参加してる「New Old Age」(なんとこちらで早々にレビューされとるんですね)を買いましてやはりEGEAはええのう、といたく感心しております。Mirabassi、ほんまええ音してますね。
実はクラリネットという楽器そのものが大好きやったりします

Posted by: ナゴヤハロー | April 04, 2006 at 11:28 PM

ナゴヤハローさん

Mirabassiの次は、んじゃNegriをお試しあれ。

Posted by: しぶちゃ | April 07, 2006 at 12:57 AM

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