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July 29, 2005

スタンコが来る!! その後

北欧飛行さん、オラシオさん!
スタンコ来日の話ですが、メールの返事が来ました。

と言っても本人からでは、ありませんが。奥さんなのかな。

大ニュースですよ。
どうも、来年くるかもしれませんよ。それから、この情報を皆に伝えてくれって。
日本に沢山ファンがいることを知ってもらわないと、ですね。

メール、ちょっと割愛部分もあるのですが、転載しますね。
なんだか、感激、うるうる状態です。

I am writing on behalf of Tomasz Stanko.
Thank you for you letter, which gave us a lot of joy. It is good to
hear that jazz fans from Japan know Stanko's music so well.
The concert in Autumn 2005 is suppose to be an introduction for a
longer tour next year. That is way your e-mail was so encouraging.
Please spread the news that there could be Stanko's tour next year. It
will be very helpful to us for the future arrangements.

All the best,

CDコンプリートしないとまずいかな。

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甘酸っぱい2 Doctor3

doctor3_1doctor3_2






lircoってアルバムを見つけてから、しばらくDanilo Reaばかり聞いている。
Doctor 3はDanilo Rea(p)、Enzo Pietropaoli(b)、Fabrizio Sferra (ds)のトリオ。
このバンド、冬のイメージなので、今度のクリスマスのネタにしようと決めていたのだけれど予定変更。

1枚目のtale of doctor3が発表されたのは'97。昨年末までに3枚のスタジオ盤と2枚組のライブ盤を1枚出している。
パーマネントなバンドが少ないジャズ界では長い活動であるし、何よりも変わったバンド名が特徴的。
対抗できるのは渋さ知らずぐらいか?

僕が初めて彼らを見つけたのは、ネット通販を初体験した約5年前、
選んだ理由は投げ売り価格であったのと、なんとも言えないジャケットだった。
そんな、しょうもないキッカケであったけれど、はじめの一音で、ガツンとやられてしまった。

後で触れるように彼らの音楽は非常に魅力的なもの。
当初、保守的ファンに人を食ったようなサウンドと評価されたような話も聞いたけれど、
ライブ盤での自信たっぷりなサウンドと観客の反応を見ると、きっちり認知されたのだなと思う。

彼らの魅力を一言で言ってしまえば胸キュン。
サウンドの主体を占めるのはDaniloのフレキシビリティ溢れるピアノであることは間違いないのだけれど、
リーダー不在のバンドなんだろう。
ポップスカバー集を出したこともあるEnzoのキャリアを考えると、曲の選定にはEnzoの意向が強く影響していることが予想できる。
Daniloの演奏も彼の毒気がオブラートに包まれて、ほど良い感じ。
Fabrizioの多少うるさいdsも、オブラート役には、ぴったり。

何よりも、演奏を楽しんでいるのが、バンドを大切しているのが音だけでなく
愛らしいバンド名からも伺える。じゃなければ、こんな名前つけないよね。
1stのブックレットには、なにやら曲について、3人のコメントが楽しそうに書かれているけれど、
残念ながら、イタリア語。もしかすると、バンド名の由来なぞ、書いてあるのかしらん。

DaniloもEnzo(Enrico Rava、Rnrico Pieranunziとの共演も多いイタリアベーシストの重鎮)も知らない人には、
どんな音か想像できないよね。
誰も読まないかもしれないけれど、もう少し書こう。

あくまでも僕の感覚だけれど、ESTからストイックな部分を削って、ちょっと七味を振ったような感じ。
聞いてると、くしゃみが出そうに。
ESTとの共通点は70~80の郷愁。この時代のポップスの強い影響。
いいメロディ多いから、この時代は。
ESTはあからさまにヒット曲のカバーはしていないのだけれど、そんなふうに感じてしまうのだ。
EsbjornもDaniloもキースのファンであることは想像できるし、キースのポップな感覚(キャッチ-な8ビート曲が沢山ある)に近いものも感じる。

大きな違いはESTは作品毎に未来的な音に進化していること。
アナクロな僕には、ESTの音は″Winter in Venice ″くらいがちょうど良いのだけどね。
一方、Doctor3もサウンドエフェクトを効果的に使っている(アルコにリバーブなんて、1枚目からやっている)けれど、新しい音楽を探求しようという言う意志は全く感じられない。
彼らの音楽は、悪い言い方すると、コケたような、ゆるんだような所があって、
聞いている方も、ホワンという感じになれるのだ。
ESTは、どこにでも飛んで行ってくれ!(期待してるんです)って感じだが、
Doctor3には、気張らないように、ワンパターンで良いから、この音楽を続けてね…と言うのが、僕の気持ち。

今手元にあるのは″tale of doctor 3″、″the songs remain same″、″winter tales″の3作品のみ。
″Bambini forever″は売払ってしまった。やっぱり、ワンパターンだと思って。ちょっと後悔している。
手元にあるCDには、それぞれwhite christmas、have yourself a merry little christmas、winter tales(彼らによる小曲集)なんて冬に関する曲が並んでいる。
なんだか分からんけれど、冬に対する思い込みもあるらしい。(勝手にそう思っている。)

またキャロルキング、エルトンジョン、ビートルズ、ツエッペリンなどのポップスを取り上げていたり、
曲調の異なるポップスとジャズスタンダードを上手にメドレーで繋げたりする異なることも特徴。
例えばYou’ve got a friend(Carol King)と、I got rhythm、
I vou to thee my country(Holst)とwith or without you(U2)
Wrapped around your finger(sting)とSummertime、
Danny boy とBye bye blackbird.なんて組み合わせ。
ちょっと、どんなメドレーになるか、想像できないのでは??

docotor3_3
記念すべき1枚目は、CDのデザインも、可愛い~!...ので写真のオマケを。

Danilo Reaは昨年あたり日本の企画盤も出たみたい。
企画盤も面白いかもしれないけど、彼らの本当にやりたい音楽に触れてもらいたいなあ。


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July 27, 2005

サンタナ、ショータ-、ハンコック!

出張先での会議の長引が気になりながらも、ぎりぎり会場につくことができた。
2時間半のたっぷりのステージ。
終わったばかりの近くの中華屋でビールを飲みながら、palmでこれを書いている。

とても年代層の広いコンサートだった。両親くらいの姿もチラホラ。
今も後ろのおばさん(おねぇさん?)が,
「今日は眠れな~い、夢に出て来ちゃいそう。」なんて、嬉しそうに話している。

僕も楽しかった。
今まで聞いたライブの中では音は悪く、音楽を楽しむという感じではなかったけれど…
僕のアイドルの3人が元気な顔を見せてくれた貴重なイベントだものね。

聞きどころとしては、中盤のハンコックとshorterのデュエットと、それに続くin a silent way(イエーイ!)。
デュエットでは二人の宇宙人ぶりを堪能できたし、in a silent wayでは80年代に戻った気分だった。
皆が座ってる中、これは立ってノリノリで聞きたかったな。

それからデニチェンのdsは呆れるほど格好良かったし、
ベーシストのソロによるイマジンも、すんごかった。

それに!shorterとhancockの至上の愛なんて聞いてしまったのだよ。
(hancockの4ビートソロで手拍子を求めたのはウーム・・・・)。
これはレアだぞ。
サンタナは、自分のソロでprince of darkness ? (至上の愛のパート2かも)、
なんて引用して、なかなかお茶目だった。

・・・・・うーん、でもなあ。
やっぱり音いいところで、演奏に浸りたかったな。
それとオールドファンとしては昔の曲も聞きたかった。
jingoだけなんだもん。
dance sister danceとsoul sacrifice聞きたかったなあ。

…僕も夢ん中でin a silent way、聞けるかな。shorterは音がクッキりでお願い。
(だってshorter、音全然聞こえなくて、可哀想だったんだ。モニターは入ってたのかしらん。)

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July 25, 2005

はあ。物欲の毎日

CDは欲しい、楽器は沢山練習したい、バンドももっとやりたい、沢山寝たい。
美味しいもの食べたい。花火、子供と見に行きたい。。。。
でも、もっと仕事しなきゃ。
UnionのHPには「武田和命の未発表ライヴ!特典付先行発売!」なんて。。。。

で、週末にinputしたマルコさんのWish list. とても全部買えないよね。
もし駄盤があったら教えて下さい。

1. Balducci Pierluigi  "Rouge!" Splasc(h) World
 ジャケに惹かれる。
2. Faiella Dario  "Terre Rare" Music Center BA013
 ボラーニ参加の謎盤
3. Zurzolo Marco "7 e mezzo" Egea SCA114
 Marc Johnson 、G. Mirabassi 参加のEGEA新譜。
4. Guinga, Mirabassi Gabriele "Graffiando Vento" Egea SCA107
5. Mirabassi Gabriele, Biondini Luciano "Fuori le mura" Egea SCA100
 2枚ともMirabassi参加の旧譜。以前から欲しかったもの。

6. Rea Danilo "Lost in Europe" Via Veneto VVJ030 
 今まで、未チェックのソロ盤。
7. Gatto Roberto "Sing Sing Sing" Via Veneto VVJ019
 ボラーニ参加の旧譜。以前から欲しかったもの。
8. Tommaso Giovanni "To Chet" Red Rec 123220
9. Tommaso Giovanni "Via GT" Red Rec 123196
  こんなんのあったのね。の2枚。
 Fresu 、Boltro、Danilo Rea, Gattoら参加。

10. Battaglia Stefano "Confession" Splasc(h)
11. Battaglia Stefano "Life of a petal" Splasc(h)
12. Battaglia Stefano "Baptism" Splasc(h)
13. Fioravanti Ettore "Ricercar scintille" Splasc(h) H627
 Tonolo, Battaglia, Steve Swallow 。以前から欲しかったもの。

14. VV.AA. "Barga Jazz- Sound & Score (2CD)" Philology W731
 Tonolo , Rava, Fresu Paoloら参加。
 たいしたことない予感が非常に強いけれど、scoreが気になる。
15. Battaglia Stefano "Rito Stagionale" Splasc(h) H903
 以前から気になってたビッグアンサンブル。でも、怪しすぎる!
16. Lingomania "Riverberi" Gala PLCD005
17. Lingomania "Grr... Expanders" Gala PLCD006
 年代からしてフュージョン作品かしらん?
 Danilo Rea、Enzo Pietropaoli 、Gatto Robertoら参加。

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July 23, 2005

冷房要らず Andrew Hill /judgment

judgment


light houseのライブをはじめ、Elvinと言えば湯気が出るくらい熱い演奏が多いのだけれど、
逆に3度くらい室温が下がってしまう演奏もある。

ShorterのSpeak no evilもクールだが、もっともっと冷たいのがHillのこのアルバム。
暑い夏の夜に、よく聞くCDだ。Hutchersonをフロントにしたカルテット。

目を閉じて聞いていると、暗い闇の中に、Elvinの目が光っている。
シズルのじゅるって音。
Elvinが叩くほど、温度が下がってくる不思議な音楽。
Hutchersonのマレットが冷房効果を更に高めているのは間違いない。

ジャケットは、blue noteの一つのスタイルである彩色された白黒写真。
レンガの壁の前、自信に満ちたHillの表情がサーチライトに照らされている。
ジャケットの半分は暗闇。
その中にElvinが潜んでいないか、つい探してしまう。

他のblue note作品と同様、全てHillのオリジナル曲が並んでいる。
Hillの音楽は流麗とは言い難いゴツゴツとした手触りがある一方で繊細な部分もあり、僕にとって、とても魅力的だ。
この時期、多くのアルバムでHillの相棒を勤めるRichard Davisも
単なる不器用なベーシストに終らず(言い過ぎ?)、同様なテイストを発散している。
…格好良すぎ。

Hillの曲には単純なウォーキングのラインなんて合うはずもないのだけれど、
テーマメロディ、ソロイストのフレイズに挑戦するようなエッジの効いたラインが上手くマッチしている。
この頃のRichard Davisは、同時期の誰にも負けない革新的なベーシストであったと思う。

曲は全6曲。7拍子であったりワンコーラス9小節であったり一筋縄で行かない曲が並んでいる。
すんなり耳に入ってこずに、耳たぶの辺で引っ掛る。それが僕には快感。
初めて聞いた時の衝撃感、たまたま僕だけが感じたものかもしれないけれど…
未体験の人には試してもらいたい1枚だ。

ベースのイントロから始まる7拍子の1曲目のSiete ocho、
9小節ワンコーラスの、リフフレーズがとても印象的、それから9小節であることに、
不自然さが感じられないFlea flop.
謎の雰囲気一杯の内省的なバラードAlfred、(勿論Alfred Lion)
これ以上お馬鹿なテーマは無いかもしれないブルースYokada yokada….
全ての曲が、Hillだけでなく、Hutcherson, Elvin, Richard Davisの魅力で満ちている。

冷房が効いた中、たらーんとボサを聞くのも、気持ちいいのだけど、
窓あけて、こんな音楽聞くのも夏らしい。

==========================
Andrew Hill / Judgment (blue note)
Andrew Hill(p), Bobby Hutcherson(vib), Richard Davis(b), Elvin Jones(ds)
’64 1月・・・・ありゃ、真冬の録音だったのね。


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July 18, 2005

Frank Kimbrough & Joe Locke / The willow

willow

Frank(p)とJoe(vib)の二人のデュエットを中心に、曲によりsax、perが参加するアルバム。
‘00の録音だけれど、その3年前に二人は同レーベルから“Saturn’s child”という作品を発表している。
静かで、優しさと美しさに溢れた名盤で、こればかり聞いていた時期があった。
今、気がついたのだけれど、このジャケットは土星だったのね。

今回のアルバムジャケットは、タイトルどおり“柳”。
前作は、ジャケット写真どおり、どんよりとした暗がり
(決して、冷たくなく、かえって暖かい。また居心地も良い。)のイメージがあったのだけれど、
本作では明るさ、すがすがしさを感じる。
Jeff Balladのper、Tim Riesのsaxが、鮮やかなモノを付け加えているのも、効果的。

前作同様、曲の殆どがFrankとJoeの作品が占める。
Saturn’s childで聞いたようなメロディも多い。
また、二人のソロはリズム的にも、音使い的にも、スリルを感じさせるものは少ない。
でも、まったりと聞き入ってしまうのだよなあ。
繰り返しになってしまうけれど、静穏、優しさ、美しさ…
二人の作り出したい音楽が、びったりシンクロしているから、こんな音楽になるのだろう。

二人だけでの演奏は数曲あるのだけれど、7曲目Broken Toy(Saturn’s childに通じるようなメロディ)、
10曲目For Dukeでの、寄り添うような二人の演奏は、特に素晴らしいと思う。
ベースが趣味の僕は低音部に耳が言ってしまうけれど、
Frankが弾く単音のドローンという音が、ピアノの打楽器的な音と違って、不思議な感じがした。

標題曲、The Willowは3曲目に収録されている。これはMaria Schneiderの作品でカルテットの演奏。
Mariaのオーケストラでの同僚、Tim Riesのフルート、バスクラのオーバーダビングによる、
なかなか重厚で、優雅なテーマだ。
このアルバムでの聞き所の一つだと思う。

僕の柳に対する印象って、「川原にひっそり1本立つ、寂しい木」なのだけれど、
この曲では晴れた春に、穏やかに風に揺らぐ姿が想像できる。
アルバムの内ジャケには柳の前に、にこやかに立つFrankとJoe。
…この写真を見ると、音が浮かんで来ない。
柳に対する、イメージを変えないと。

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Frank Kimbrough & Joe Locke / The willow(Omni tone)
Frank Kimbrough(p), Joe Locke(vib), Jeff Ballad(per)、Tim Ries(sax)

'00 12月の録音


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July 17, 2005

ベース '05 7/2、7/11、7/14、7/15

123









7/2 リハ、14セッション(kennyさん(p)、さっちゃん(vo)とのトリオ。)
なんとなく個性が出てきたようなこのバンド、演奏の場を広めようとデモテープを作ることに。
人に聞かせる目的での録音なんて初めての経験(ワンポイントマイク)で、緊張してしまった。
演奏の方はまあまあだったけれど、バランスが悪いこともあって、8月末に再度トライすることにした。

14は同じメンバーで、バーでのセッション。
僕は疲れていてテンションが低く、逆にさっちゃんは妙にテンションが高い(失礼)状態。
さっちゃんの友達が沢山、聞きに来てくれた。
案の定、不本意な演奏になってしまった。・・・すみません。Kennyさん、さっちゃん。
夏休等の都合で、8月末までこのメンバーでの演奏は無いので、ちょっと残念。
いや、充電時期として、しっかり練習するのが良いかも。

添付した写真は、うちのワンコ。アメリカンコッカースパニエルのM君(5歳半)。
さっちゃんと、ちょっと話題にしていたので、特別出演です。
・・・さっちゃん、分かった?(見てないか。)

7/11セッション(みつこさん(p)、Sugi氏(ts)とのトリオ)
14日と、同じバーでのセッション。
自分の楽器を持っていくつもりが、仕事が終わらず、いつもと同様、置きベースでの演奏。
処女航海、Black nile, so tender, touch her lips and parts, No problem, some other time…なんて曲を。
なかなか、楽しく演奏できた。
お客さんも、楽しんでくれたみたいで、Left aloneのリクエストも。

7/15 Jam session
東京某所でのJam session。いわゆるJam sessionに行くのは、10年ぶりくらいかも。
全く知らない人とのせッションは緊張してしまうので嫌いなのだけれど、前日のダメダメな演奏が
頭の片隅にあり、思わず出かけてしまった。(仕事が忙しいのに、自分でもあきれちゃう。)

お客さんは、上手な管の人ばかりで、ベースは僕一人、それとdsの方が一人(彼も上手かった)。
曲を崩壊しかけさせたり、カウントどおりの速さで出来なかったり、最低だったけれど、
半分(おそらく1時間くらい)弾かせて頂いた。

ピアノレスのトリオで数曲やるなど、僕にとっては、とても良い経験になった。
セッションリーダーのベースの方も、とても素晴らしい演奏だった。
フリューゲルの青年の演奏(今日、初めて吹く楽器とのこと)も、良かった。
・・・お店+他のお客さんに感謝・感謝。。。もっと練習しないと。特にリズム。

とても弦高の高いガット弦の楽器を触ることも出来たし(つらいけれど、良い音だった)。
。。。。月1くらいで通うかな。

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July 12, 2005

甘酸っぱい Danilo Rea / Lirco

lirico1


'03に録音されたDaniloのソロピアノによるオペラ曲集。
pucciniの″madama butterfly″、″tosca″、bizetの″carmen″、bernsteinの″west side story″…からの選曲。
きっとクラシックファンだったら、知っているメロディも多いのかもしれない。

殆どクラシックを知らない僕には、皆Daniloの作曲のように聞こえてしまう。
5、6年前にDaniloが率いるdoctor 3を初めて聞いて、彼のピアノを大好きになってしまった。
doctor3の他、Pietro TonoloNicola StiloAldo RomanoRoberto Gattoとのコラボなど、
彼の色々な演奏に接っしてきたけれど、通じて感じるのは甘酸っぱさ。

これは、彼のバックグランドの一つであろう'70~'80のポップス的なセンスとあいまって、懐かしい感触とも言える。
このアルバムでの演奏は、クラシカルな響きがするけれど、
他の作品以上に、甘酸っぱさ、懐かしさがジンワリと染み込んでくる。

彼の魅力はtightropeを走りぬけるような危なさと、胸キュンな部分が同居しているところにあると思うのだが、このアルバムでは前者は薄めで、Daniloの優しい部分が濃縮されている。
官能神経をくすぐる音楽って、こんなものかもしれない。
…官能なんて言葉、なかなか出て来ないけど、思わず使ってしまう。

有名な曲について、何も知らない僕が、それぞれにコメントするのはヤボなもの。
daniloファンは、仮に僕みたいにオペラを知らなくても、
下の曲目リスト、ジャケットで音を想像してごらん。それで、もちろん聞いてもらいたい。

音量、音色、メロディ、リズム、感情…大きなダイナミックレンジに驚き、甘酸っぱ~い気分に浸れると思う。
ちなみに僕が特に好きになったのは3、5、9曲目。
危なさが薄いと言いながらも、スリリングな場面も各所に。

1. IL SOGNO DI DORETTA da "La Rondine" (Puccini arr. D. Rea)
2. MON COEUR S'OUVRE A TA VOIX da "Sanson et Dalila" (Saint Saens arr. D.Rea)
3. INTERMEZZO da "La Cavalleria Rusticana" (Mascagni arr. D.Rea)
4. ENVAIN POUR EVITER da "Carmen" Bizet arr. D.Rea)
5. UN BEL DI VEDREMO da "Madame Butterfly" (Puccini arr. D. Rea)'
6. LUCEAN LE STELLE da "Tosca" (Puccini arr. D. Rea)
7. VA PENSIERO SULL'ALI DORATE da "Nabucco" (Verdi arr. D. Rea)
8. L'AMOUR EST UN OISEAU REBELLE da "Carmen" (Bizet arr. D. Rea)
9. MARIA da "West Side Story" (Bernstein arr. D. Rea)
10. RECONDITA ARMONIA da "Tosca" (Puccini arr. D. Rea)

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July 08, 2005

スタンコが来る!!

疲れてボーっとしてるのですが、びっくりしてしまいました。
北欧飛行さんとこに、スタンコ来日の記事が!

なんとしても、行かねば。

北欧飛行さん、有難うさんです。

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CD購入('05/6後半~)

<ネットでの購入>
1. Wayne Shorter/Beyond the sound barrier
2. Clare Foster/ sings wayne shorter
3. Joe Pass & Neils Pedersen / Chops

2はVentoさんの紹介。ネットで引っ掛たイギリスの中古屋さんから送ってきた。最近良く聞くアルバム。
そのうち感想を書きたい。

<ちょっとした音源>
7枚くらい入手。Milesの京都、ハンコックの2枚のライブ、Methenyの80/81のライブ!、
マハビシュヌのApocalypseのライブ!など。
音質とか、酷いものもあるけれど、感動するものも。

<7/6 unionで>
日曜日から数時間の睡眠で、フラフラ。
仕事が早く終わったので、そのまま帰るつもりが、夢遊病者のようにunionに。
アウトレットと中古のみだけど10枚買ってしまう。おまけにウイスキーグラスを2個貰う。
荷物が多すぎて、証拠隠滅(仕事鞄につめ込む)は諦める。
嫁さんから、お小言を頂く。

1. Dorota Miskiewicz/ goes to heaven
2. Arutaud / Arutaud
3. Kieth Tipett/pianoforte
4. Helen Eriksen/ City dust
5. Lisa Ekdaul /sings salvadore poe
6. Gabriel zufferey/apres l'orage
7. Boulou Ferre/shades of a dream
8. Boulou Ferre/rainbow of life
9. Danilo Rea/lirico
10. Stefano Bollani/gleda songs from sca


1,4,5はvoアルバム。最近voバンドをもっと真面目にやりたく、参考になりそうな音を探している。
全て、ジャケットで選んだ。

6-8は全て beejazzと言うレーベル。どこか、最近のlabel bleuのデザインに似ている。
6はDaniel Humair参加。リーダーは19才のピアニスト。Humair参加なんで、半端な演奏はしないだろう。
7、8はFerra兄弟のギターとのAlain Jean Marieのピアノにベーシストが加わったアルバム。
なんとも期待できそうな、美しいタイトル。
Beboの兄弟だったり…わけないね。

9,10は前々から欲しかったcd。
偶然?(ちょっとびっくり)、見つけた。
ボラはリリースされた時に店頭で聞いて、おおっと思ったのだけれど、
売れっ子嫌いの天の邪鬼な気持が浮かんで、そのままにしてた。
Daniloはジャケットの美しさからも、手に入れたかった。会えて嬉しい。
これだから中古cd探しは止められない。

今日(7/7)の時点では、ボラを含め、何枚かかじっただけ。
ボラは、同じメンバーの前作と比較より、自分にはマッチした。
彼らしい明るさが現れていると思った。特に2曲目のイントロなんて、大好きだ。
後半5~9曲目にかけても、良く、愛聴盤になりそう。


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July 02, 2005

片想いの気分 Wayne Shorter / Beyond the sound barrier

shorter2

週末ジャズのVento Azulさんが企画したクロスレビューの第2回です。

shorterの新作!
ライブ盤であることに少々の不安を感じつつ、大きな期待を持って聞いた。

前々作と同様のすんげ~演奏。
なんで、このようにシンクロできるの?と驚き、高ぶった気持で聞いた。

…のだけれど、一生懸命、好きなメロディ、好きな展開を探している、そして待っているのだな。
なかなか、そんな場面に遭遇しない。
それで、また繰り返し聞く。

shorterがアグレッシブになるほど、温度が下がるような、不思議な感覚がある。
すごく遠くで演奏しているみたい。

何回か聞いて、ふと思った。

「このアルバムで演奏される音楽が分からなくても、
新しいことを真摯にやろうとしているshorterの姿を知るだけでいいじゃん。」

日頃、shorterが一番好きと臆面なく言っている僕なので、負け惜しみに聞こえるかもしれないけれど、
正直な感想だ。片想いの気分。

蛇足になってしまうかもしれないけれど、
2曲目なんては、とてもシンプルなリフをshorterが吹くだけで、ぐっと来るものがあったし、
ちょっとマーチ風の6曲目もシンプルな構成で魅力的だった。

また、良いなと思った2曲目、それと8曲目がフェイドアウトさせてしまっているのが、
中途半端に感じたことも付け加わえておこう。

蛇足ついでで、John Patitucci!
footprints live!でも感じたが、とても自由奔放で、繊細、
且つ野武士のような荒々しさ、逞しさを兼ね備えたすんげーベーシストだな。
Joey Calderazzoとの共演なんて好きな演奏もあったけど、新しい魅力を見つけた。

=========================
Wayne Shorter / Beyond the sound barrier(Verve)
WAYNE SHORTER(TS,SS), DANILO PEREZ(P), JOHN PATITUCCI(B), BRIAN BLADE(DS)

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