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July 29, 2005

甘酸っぱい2 Doctor3

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lircoってアルバムを見つけてから、しばらくDanilo Reaばかり聞いている。
Doctor 3はDanilo Rea(p)、Enzo Pietropaoli(b)、Fabrizio Sferra (ds)のトリオ。
このバンド、冬のイメージなので、今度のクリスマスのネタにしようと決めていたのだけれど予定変更。

1枚目のtale of doctor3が発表されたのは'97。昨年末までに3枚のスタジオ盤と2枚組のライブ盤を1枚出している。
パーマネントなバンドが少ないジャズ界では長い活動であるし、何よりも変わったバンド名が特徴的。
対抗できるのは渋さ知らずぐらいか?

僕が初めて彼らを見つけたのは、ネット通販を初体験した約5年前、
選んだ理由は投げ売り価格であったのと、なんとも言えないジャケットだった。
そんな、しょうもないキッカケであったけれど、はじめの一音で、ガツンとやられてしまった。

後で触れるように彼らの音楽は非常に魅力的なもの。
当初、保守的ファンに人を食ったようなサウンドと評価されたような話も聞いたけれど、
ライブ盤での自信たっぷりなサウンドと観客の反応を見ると、きっちり認知されたのだなと思う。

彼らの魅力を一言で言ってしまえば胸キュン。
サウンドの主体を占めるのはDaniloのフレキシビリティ溢れるピアノであることは間違いないのだけれど、
リーダー不在のバンドなんだろう。
ポップスカバー集を出したこともあるEnzoのキャリアを考えると、曲の選定にはEnzoの意向が強く影響していることが予想できる。
Daniloの演奏も彼の毒気がオブラートに包まれて、ほど良い感じ。
Fabrizioの多少うるさいdsも、オブラート役には、ぴったり。

何よりも、演奏を楽しんでいるのが、バンドを大切しているのが音だけでなく
愛らしいバンド名からも伺える。じゃなければ、こんな名前つけないよね。
1stのブックレットには、なにやら曲について、3人のコメントが楽しそうに書かれているけれど、
残念ながら、イタリア語。もしかすると、バンド名の由来なぞ、書いてあるのかしらん。

DaniloもEnzo(Enrico Rava、Rnrico Pieranunziとの共演も多いイタリアベーシストの重鎮)も知らない人には、
どんな音か想像できないよね。
誰も読まないかもしれないけれど、もう少し書こう。

あくまでも僕の感覚だけれど、ESTからストイックな部分を削って、ちょっと七味を振ったような感じ。
聞いてると、くしゃみが出そうに。
ESTとの共通点は70~80の郷愁。この時代のポップスの強い影響。
いいメロディ多いから、この時代は。
ESTはあからさまにヒット曲のカバーはしていないのだけれど、そんなふうに感じてしまうのだ。
EsbjornもDaniloもキースのファンであることは想像できるし、キースのポップな感覚(キャッチ-な8ビート曲が沢山ある)に近いものも感じる。

大きな違いはESTは作品毎に未来的な音に進化していること。
アナクロな僕には、ESTの音は″Winter in Venice ″くらいがちょうど良いのだけどね。
一方、Doctor3もサウンドエフェクトを効果的に使っている(アルコにリバーブなんて、1枚目からやっている)けれど、新しい音楽を探求しようという言う意志は全く感じられない。
彼らの音楽は、悪い言い方すると、コケたような、ゆるんだような所があって、
聞いている方も、ホワンという感じになれるのだ。
ESTは、どこにでも飛んで行ってくれ!(期待してるんです)って感じだが、
Doctor3には、気張らないように、ワンパターンで良いから、この音楽を続けてね…と言うのが、僕の気持ち。

今手元にあるのは″tale of doctor 3″、″the songs remain same″、″winter tales″の3作品のみ。
″Bambini forever″は売払ってしまった。やっぱり、ワンパターンだと思って。ちょっと後悔している。
手元にあるCDには、それぞれwhite christmas、have yourself a merry little christmas、winter tales(彼らによる小曲集)なんて冬に関する曲が並んでいる。
なんだか分からんけれど、冬に対する思い込みもあるらしい。(勝手にそう思っている。)

またキャロルキング、エルトンジョン、ビートルズ、ツエッペリンなどのポップスを取り上げていたり、
曲調の異なるポップスとジャズスタンダードを上手にメドレーで繋げたりする異なることも特徴。
例えばYou’ve got a friend(Carol King)と、I got rhythm、
I vou to thee my country(Holst)とwith or without you(U2)
Wrapped around your finger(sting)とSummertime、
Danny boy とBye bye blackbird.なんて組み合わせ。
ちょっと、どんなメドレーになるか、想像できないのでは??

docotor3_3
記念すべき1枚目は、CDのデザインも、可愛い~!...ので写真のオマケを。

Danilo Reaは昨年あたり日本の企画盤も出たみたい。
企画盤も面白いかもしれないけど、彼らの本当にやりたい音楽に触れてもらいたいなあ。


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