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May 25, 2005

Riccardo Fioravanti / Bill Evans project

b_evans

なんともスゴイタイトルのアルバム。
b, vib, gと言う変わった編成のトリオだ。僕の大好きな、イタリアを代表する(?)ギタリスト、Bebo Ferraが参加しているので、見つけてすぐに注文した。

bとvibは初めて聞く人達。
イタリアのジャズも随分聞いていると思っているが、知らないヒトもまだまだ沢山いる。

vibのAndrea Dulbecoは、結構面白い演奏家だと思う。
ミルトジャクソンだったり、マイニエリだったり、out to lunchのハッチャーソンだったり、
背筋がぞくぞくってことは無いけれど、いい~じゃんという場面が何度かあった。
クールな演奏をしたいって気持ちが強く伝わって来る。

リーダーのRiccardo Fioravantiも、ある意味個性的なプレーヤー。
タッピングと言うのか弦と指板がバチバチあたる音が好きみたい。
僕は、wbのこの音は好きでない(正直言って不快)。このアルバムを聞くにあたって最大のウームだったりする。
しかしながら、Bebo Ferraにエバンスを弾かせるにあたっては、このリーダーの意向が少なからず有ったはずなので感謝しよう。

Bebo Ferraに関しては、コアなファンは色々注文があるかもしれないけれど、大満足。
去年Egeaからリリースされたリーダー作が、少し期待はずれだったので(メンバーが一部好みに合わなかった)、尚更かもしれない。
ジャケットではセミアコを抱えた写真だったが、全編アコースティックギターの演奏を聞くことが出来る。
Sundance、Elle (john stowellとのduo)でBeboのストレートなジャズ演奏を体験していても、馴染み深い曲を彼なりの表現で聞くことが出来、とても嬉しい。

録音はギターに関してはマイク録りでされたようで、
Beboの息遣い、時折ソロに合わせたスキャットが聞こえくる。
彼の声を聞くのは初めて。リラックス感だけでなく、非常に繊細なものも感じる。

Beboに集中すれば、彼らしいフレーズのオンパレードで全部が聞き所になってしまう。
印象深い点を挙げると、例えば3曲目We'll meet againのソロ。
それほどサスティンが得られないアコーステックギターだけれど、長めの音符からソロが始まる。
このフレージングの意外なこと。
おそらくBebo Ferraのファンであれば、「ああ彼らしい」と感じるのだけれど、初めてのリスナーは、どう思うだろう。

また、4拍子のラテンリズムによる(ちょっとマネしたくなるよね)、きらびやかなVery early。
テーマはvibとのユニゾンなのだけれど(サビを抜かして)、あくまでも、可愛らしく、明るく。
ちょっと早めのミディアムの演奏。
とても安定したゆったりしたフレーズに、時折ぐにゃらぐにゃら、って高速フレーズが加えられる。
とっても、かっこいい。
12曲目Re: person I knewだけはbとgとのduo。
この曲はエヴァンスの演奏は聞いたことがなく、Stefano BattagliaのEvans集*でしか知らないのだけれど、
ここでは、Bebo Ferra自身のオリジナルのように聞こえる。

* Stefano Battaglia / Bill Evans compositions Vol. I, II(splasc(h)) これも素晴らしい。

演奏曲目を挙げると、
1. interplay, 2. funlallero, 3. we will meet again, 4. conrade conrad
5. epilogue, 6. funny man, 7. time remembered, 8. peace peace
9. very early, 10. b minor waltz, 11. turn out the stars,
12. Re: person I knew, 13. in April

僕のミーハーな意見だと、王子様、waltz for Debby, Nardis, Blue in greenなんて曲も聞いてみたかった。
でも、Evansの作曲の中で一番好きな(知らない曲多いけれど)、time rememberedを聞くことができたのは、とても嬉しい。
それから、しつこいけれど、bはPaolino Dalla Portaが良かったなあ。。。。

このバンド、ネットを検索したら、メンバーの下にfriendsってあって、BossoやMirabassiの名前がある。
そんな凄い編成でライブやるのかしらねえ。
http://www.melarido.it/spettacolimusicali/fioravantiproject.htm
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Riccardo Fioravanti / Bill Evans project (abeat)
Riccardo Fioravanti(b), Bebo Ferra(g), Andrea Dulbeco(vib)
’03 2月録音

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