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May 28, 2005

マイナスワンレコードだって? Kenny Wheeler / What now?

whatnow


ここ暫くのKenny Wheelerの録音は、ベースレス、ドラムレスのものが多い。
目立つところを挙げると、Angel song(ECM), アバンクロンビー、コープランドと組んだThat’s’ for sure(challenge…最近2作目も出た)、John Taylorと組んだmoon(Egea)、Where we go from here?(Cam jazz)…など。
最近の自己名義アルバムだと、Fellini jazz(Cam jazz)にPaul Motianが参加しているくらいでは?

上に挙げたCDは,全て僕の愛聴盤だけれど、特にds(或いはb)が居たらなあと思って聞くことは無い。鶏と卵の話になってしまうけれど、編成で音楽が決まった、或いは音楽で編成が決まった、そんな関係だと思う。

今回のアルバムは、tsが参加していること、bのHollandが参加していることで、多少他のアルバムと印象が異なった。
僕が真っ先に思い浮かべたのはDouble double you(ECM)。デジョネット、ブレッカーが抜けて、tsのChris Potterが参加した形だ。
同じdsレスだと、コニッツ、フリーゼルが参加したAngel Songとはかなり、イメージが違う。(コケた人(ほめ言葉です)が居ないから?)

ライナーノーツに、ケニーへのインタビューがあって、、
「ドラムを入れなかったのは、透明なもの、明瞭さ(Clarity)を求めたからだ。シンバルの音が無いと、全部(things)聞こえるだろ。それに、このアルバムはドラマーにはマイナスワンレコードになるよ(仏頂面で)。」と答えている。

他のdsレスのアルバムと違って、このCDはシンバルレガートが聞こえてこない?
上のインタビューを読んでしまったからかもしれないけれど、これはdsの存在を意識して作った作品にも思える。

そんな気持ちになれるのはクリスポッター、ジョンテイラー、デイブホランドという、凄腕のミュージシャンが、ケニーの意図と上手くシンクロしたからだと思う。
当たり前なこと言うなと、言われそうだけれど、
ジョンテイラーとホランドのリズムセクションは、すごい。
行くべきところは、ゴリゴリに、ずんずん進んでいく。でも、当たり前のように、ステディ。
ケニーが言うように、ここではシンバルの音は不要なのだろう。

いやあ、デイブホランドって、自信過剰ってイメージがあって(単に上手すぎるだけ)、苦手なのだけれど、このアルバムでの彼の代役は居ないと思う。

ケニーも、暫く仙人のような渋い演奏が多かったけれど、ここでは、とても若々しいプレイだ。うれしい。まだまだじゃん。

曲の方は8曲中、2曲one two threeと、for Tracyが前作Where do we go from here?でも演奏された曲。他は新作?ケニーは多作家だから、よくわからん。
1曲目Iowa cityは、冒頭で言ったdouble double youを思い出すような、ミディアムファーストの曲。ピアノのソロの部分なんて、ドラムのマイナスワンCDだ、なんて言われた日には、どうなるんでしょ。
どんな、dsが入ったとしても、このソロが、これ以上すごくなるなんて、想像つかない。
3、5曲目も、同じようなスタイルのストレートアヘッドな曲だ。
5曲目The sweet yakity waltzではデイブホランドの、隙の無いすんげーロングソロが聞くことが出来る。…このソロを素直に好きだと言えないのは、私がひねくれているから?
続くケニー、ジョンのソロも、ため息が出るくらいの凄さ。
ところで、Yakityって何?この曲、全然甘く無いのだが。

6曲目のアルバムタイトルにもなっているWhat now?は不思議な雰囲気を持った、とても魅力的な曲。Angel song, All the moreに収録された、nonethelessと言う曲があるけれど、似たような雰囲気かもしれない。ケニーと、クリスの絡みがとても、きれい。
ワルツを基調にしているけれど、伸びている部分もあって、なかなかトリッキーなところも、素敵。
8曲目Veronaも、同様の不思議さを持っている。ホランドのベースフィギュアが特徴的な曲(Angel songのUntiもベースラインが面白かったけれど)。

バラッドも、For Tracy、The lover mournsという、いかにもケニーらしい作品が収録されている。(余談だけれど、For Tracyのクリスのソロのバックで、誰かの咳が…。なんだか、可笑しい。この人たちでも、レコーディング中咳なんてするんだなあ。)

このアルバム、ちょっと聞くのが怖かった。
メンツがメンツだけに、ハスレは有り得ないのだけれど、悟りを開いたようなケニーに少し疲れを感じていたから。
でも、ここでは若々しい、元気なケニーを聞けてうれしかった。
クリスも、デイブダグラスのアルバム、リーダー作、ケニーとやったフェリーニ集、色んなところで、聞いているけれど、とても良かった。
これまでの演奏も聴きなおしてみよう。

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Kenny Wheeler / What now?(Cam jazz)
Kenny Wheeler(flh), Chris Potter(ts), John Taylor(p), Dave Holland(b)

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May 25, 2005

Riccardo Fioravanti / Bill Evans project

b_evans

なんともスゴイタイトルのアルバム。
b, vib, gと言う変わった編成のトリオだ。僕の大好きな、イタリアを代表する(?)ギタリスト、Bebo Ferraが参加しているので、見つけてすぐに注文した。

bとvibは初めて聞く人達。
イタリアのジャズも随分聞いていると思っているが、知らないヒトもまだまだ沢山いる。

vibのAndrea Dulbecoは、結構面白い演奏家だと思う。
ミルトジャクソンだったり、マイニエリだったり、out to lunchのハッチャーソンだったり、
背筋がぞくぞくってことは無いけれど、いい~じゃんという場面が何度かあった。
クールな演奏をしたいって気持ちが強く伝わって来る。

リーダーのRiccardo Fioravantiも、ある意味個性的なプレーヤー。
タッピングと言うのか弦と指板がバチバチあたる音が好きみたい。
僕は、wbのこの音は好きでない(正直言って不快)。このアルバムを聞くにあたって最大のウームだったりする。
しかしながら、Bebo Ferraにエバンスを弾かせるにあたっては、このリーダーの意向が少なからず有ったはずなので感謝しよう。

Bebo Ferraに関しては、コアなファンは色々注文があるかもしれないけれど、大満足。
去年Egeaからリリースされたリーダー作が、少し期待はずれだったので(メンバーが一部好みに合わなかった)、尚更かもしれない。
ジャケットではセミアコを抱えた写真だったが、全編アコースティックギターの演奏を聞くことが出来る。
Sundance、Elle (john stowellとのduo)でBeboのストレートなジャズ演奏を体験していても、馴染み深い曲を彼なりの表現で聞くことが出来、とても嬉しい。

録音はギターに関してはマイク録りでされたようで、
Beboの息遣い、時折ソロに合わせたスキャットが聞こえくる。
彼の声を聞くのは初めて。リラックス感だけでなく、非常に繊細なものも感じる。

Beboに集中すれば、彼らしいフレーズのオンパレードで全部が聞き所になってしまう。
印象深い点を挙げると、例えば3曲目We'll meet againのソロ。
それほどサスティンが得られないアコーステックギターだけれど、長めの音符からソロが始まる。
このフレージングの意外なこと。
おそらくBebo Ferraのファンであれば、「ああ彼らしい」と感じるのだけれど、初めてのリスナーは、どう思うだろう。

また、4拍子のラテンリズムによる(ちょっとマネしたくなるよね)、きらびやかなVery early。
テーマはvibとのユニゾンなのだけれど(サビを抜かして)、あくまでも、可愛らしく、明るく。
ちょっと早めのミディアムの演奏。
とても安定したゆったりしたフレーズに、時折ぐにゃらぐにゃら、って高速フレーズが加えられる。
とっても、かっこいい。
12曲目Re: person I knewだけはbとgとのduo。
この曲はエヴァンスの演奏は聞いたことがなく、Stefano BattagliaのEvans集*でしか知らないのだけれど、
ここでは、Bebo Ferra自身のオリジナルのように聞こえる。

* Stefano Battaglia / Bill Evans compositions Vol. I, II(splasc(h)) これも素晴らしい。

演奏曲目を挙げると、
1. interplay, 2. funlallero, 3. we will meet again, 4. conrade conrad
5. epilogue, 6. funny man, 7. time remembered, 8. peace peace
9. very early, 10. b minor waltz, 11. turn out the stars,
12. Re: person I knew, 13. in April

僕のミーハーな意見だと、王子様、waltz for Debby, Nardis, Blue in greenなんて曲も聞いてみたかった。
でも、Evansの作曲の中で一番好きな(知らない曲多いけれど)、time rememberedを聞くことができたのは、とても嬉しい。
それから、しつこいけれど、bはPaolino Dalla Portaが良かったなあ。。。。

このバンド、ネットを検索したら、メンバーの下にfriendsってあって、BossoやMirabassiの名前がある。
そんな凄い編成でライブやるのかしらねえ。
http://www.melarido.it/spettacolimusicali/fioravantiproject.htm
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Riccardo Fioravanti / Bill Evans project (abeat)
Riccardo Fioravanti(b), Bebo Ferra(g), Andrea Dulbeco(vib)
’03 2月録音

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May 22, 2005

今年最高になるはずだった… Franco D'Andrea/ Dancin’ structures

dancing_structures
Franco D'Andrea (new) quartet関連の通算5枚目のCDだ。

Asの Andrea Ayassot、bの Aldo Mella、dsのAlex Rolleという無名(日本ではと言った方が正しいか。)の若手3人を加えたカルテット。’97に相次いでリリースされた1作目″Jobim″と2作目″Ballad & rituals″にはバンド名として、“new”と言う単語が入っている。

D’Andreaが、このバンドにかける期待と意気込みが感じられるし、“Ballads & Rituals”のライナーには、この新しい音楽を作るために、2年間も要したと、自身が書いている。

当ブログの初回でも紹介したように、この2枚のアルバムで演奏されるジャズは、僕にとって全く新しいものであり、イタリアのジャズに興味を持つキッカケをくれた。

その後、彼らは11人編成に拡張された”eleven”を’98に、また少し間を空けて、’00に4作目のCombinazione 1を発表しているが、散漫な印象は拭えず、1,2作目と比較すると、明らかに質の劣るものだった。

この5作目“Dancing structures”は、2作目”Ballads & Rituals”と、よく似た雰囲気の作品だ。
2作目では、少し抽象的なダンサブルな曲が奇数曲に、胸キュンな曲が偶数曲にと、交互に収録されていたが、ここでも全く同じ構成。

メンバーは残念ながら、dsのAlex RolleがZeno De Rossiに交代している。
また、全くの新作とは言えず、’03の12月の録音だった。
このバンドの一番の魅力はAndrea Ayassot(一体、何と読むのだろう)のアルトサックスだ。
D’Andrea、あるいはPaul Bleyのピアノをサックスに置き換えたようなプレイで、とても味わい深い。
僕が初めて聞いた時はKenny Garetteが流行った時期だったけれど、
K.G.の頭の中がKonitzになったような演奏だと、感じた。

テナーを含めて、好きなサックス奏者は多いけれど、これほど胸キュンになるプレイヤーは少ない。
Konitzの影響はあるようにも感じるが、スタイルでカテゴライズするのが無意味な、突然変異的な人だ。

それから、bassのAldo Mellaも、地味であるけれど、とてもカッコいい。
ソロもバッキングも意識せず縦横無尽に動くFrancoとAndreaの演奏を、
リズム的にもハーモニー的にも支えているのは彼だと思う。
ベースラインの作り方も面白い。僕がもっと上手ければ、参考にしたいくらい。

ballads__ritulas
Ballads & Ritualsと、本作と聞き比べて感じたのは、Aldo Mellaのベースが上手くなったのかな?という部分。
Andreaのサックスは、相変わらず、せつなく、胸キュンで、可笑しいし、かっこいい。
dsは、初代のAlexを踏襲しているけれど、スカスカ感では、Alexの方が数段素晴らしい。

アルバム全体の内容的には、新しさと言う点では驚く部分も無く平凡なものだった。
期待が大きすぎたのかもしれない。
革新的なものを、より発展させたり、違う形に変化させるのは、難しいことなのだな。
でも、彼らの新しい曲、演奏に触れられたのは、とっても嬉しかった。
奇数曲、偶数曲の落差は相変わらず大きい。それは曲がいいのだし、演奏も良いからだ。
マンネリ盤とは言え、愛聴盤になるのは間違い無い。

Andreaも、Aldoも散々ネットで調べたけれど、殆ど演奏に関する情報は無い。
(初代のds Alex Rolleの名前は、ほんの少し見つけることができる。)
ローカルな場では、精力的な活動をしているのだろうか?
3年間の空白の後に、この1枚。次は、いつ現れるのだろうか。
この音以外に想像するのは難しいのだけれど、他のミュージシャンとの共演も是非聞きたい。

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Franco D'Andrea/ Dancin’ structures (Back beat)
Franco D'Andrea (p)、Andrea Ayassot(as)、Aldo Mella(b)、Zeno De Rossi(ds)
’03 12月録音


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May 21, 2005

今年の一番(きっと) John Taylor / New Old Age

newoldage



今年出会った中で、最高のCD。
…とD'Andreaの新作で書くはずだったのに。
Johnを中心とした接点は、あったのだけれど、John Taylor, Steve Swallow,Gabriele Mirabassiのトリオなんて想像できた?

躊躇なく、″このアルバムを是非聞いてみて″と言える作品だ。
Johnの代表作でもあるnew old ageから音楽はスタートする。
すぐそれと分かるピアノのイントロにSteveの高音部を中心としたソロが載り、
次いでピアノとクラリネットのユニゾンによるテーマが始まる。

大袈裟かもしれないけれど、この瞬間が衝撃的だった。
以降、鳥肌、安息、驚き、幸福感、興奮…の連続。
僕はこれを通勤電車の中で聞いたのだけれど、ニヤニヤしたり、しかめ面したり、とても変なおっさんだったに違いない。

JohnとGabrieleの参加アルバムは結構聞いているし、Steveについても面白そうな作品はチェックしているつもり。
ここでの演奏は3者の相互効果なのか、Egeaレーベルのマジックなのか、いつも以上に凄いことになっている。

特にGabrieleのこんなに感情的な演奏を聞くのは初めてだ。
彼のスゴさの一つは、どんな時でもクールで、感情を抑えつつ最大限に高揚していくところだけれど、
その彼が感情メロメロのソロを取っている。

Johnにしても、今まで他のピアノに浮気してごめんなさい、って演奏。
ボラーニ他の多くの素晴らしいピアニストと比較することは意味無いけれど、
この人の、こんなにストレートにきれいで、スリリングな演奏も久しぶりだ。

CharlieとのDuoもKennyとのDuoも良かったけれど、相方に拘束された面も見え隠れしていたように思える。
タメの効いた、ギリギリまで長い音のフレーズから、一気になだれ込む高速フレーズ。
それから、とても、甘~く綺麗に歌うソロ。
ここでは、全てが良いし、Johnの魅力が最大限に引き出されている。

Steve Swallowは、いつもと変わりなく(?),Mad Scientist のような雰囲気でエレベを操っているのだろう。
彼の怪しい雰囲気が、one and onlyで、信じられないくらいキレイな音が、マジックを産んだ?
この人が、他の二人にこれほど、しっくり合うなんて想像できなかった。

演奏される曲は3者のオリジナルがバランス良く配されている。
僕の知っているのは、JohnのNew old ageとEvans aboveのみ。ともに、Ersikine trioで演奏されていた。
Johnは、もう1つ”Q2”という曲を提供。昔”Q”という曲があったけれど、関連性はうーむ。

Steve、Gabrieleの曲は、初めて聞くものばかりだけれど、とてもいい曲が並んでいる。
6曲目Arise, her eyesは、Steveの曲だろうなと感じさせる曲。タイトル同様、美しい曲。
3曲目、Vaguely Asianも妙なタイトルだけれど、美しい。彼は、ほんとうに良い作曲家だ。
Gabrieleの書く曲は南欧の雰囲気で一杯。
ジャズ色は薄いのかもしれないけれど、3者によって縦横無尽にインプロヴァイズされ、とても素敵な仕上がりになっている。

以前も書いたけれど、Egeaに参加する、非イタリア人は少ない。
目に付くのは、John TaylorとGil Goldstein。
Kennyや、Paul Motianみたいに、参加したのは良いけれど、ちょっと場違いかな?という人もチラホラ。
Steve Swallowは意外にも、Egeaにピッタリなミュージシャンだった。
(Egeaでエレベってのも、びっくりだったのだけれど。)
う~ん。この人には、また、あっと言わせるメンバーと一緒にやってもらいたい。
ラバ?ボラ?それともべボフェラ?
また、あっと思うような意外なミュージシャンを登場させて欲しい。

Egeaは、やっぱり目の離せないレーベルなのだ。

<付録:関連作品>
racconti_mediterraneimoonnel_respiroLifeOfATrioSunday







① Racconti mediterradian(EGEA)
Enrico Pieranunzi, Gabiele Mirabassi, Marc Jonhsonのトリオ。今回のアルバムを注文した時、とっさに浮かんだのがこのアルバム。それから、Steveではなく、Marc様がベースだったら、と思った。Marcのバージョンも聞きたいけれど、予定調和的なものに終わったかも。やっぱり、今回のトリオは、意外性の点ではピカイチだ。

②Moon(EGEA)
John, Kenny Wheeler, Gabriele(ゲスト)のトリオ。二人の巨匠を前にして、Gabrieleは緊張しているような印象。

③Nel respiro(Provocateur)
イタリアの超絶Vo Maria嬢と、John、Ralph Townerのコラボ。Verseという名盤があるけれど、これにはSteveのベースが参加。JohnとSteve Swallowって他に接点ある?
(*追記(5/22) 二人のduoアルバムってありましたね。)

④The life of a trio(owl)
Paul Bley, Steve, Jimmy Giuffreのトリオによるライブ。これも、今回のトリオと同じ編成。
関係者の誰かは、このアルバムを頭に浮かべたのだろうか?でも、似ても似つかぬサウンド。どちらも、すんげーけれど。

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John Taylor / New Old Age (Egea)
John Taylor(p), Steve Swallow(b), Gabriele Mirabassi(cl)
’02 9月?に録音

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やっと着た!

4/3に注文したCD(↓)がやっと来た。
http://catpaws.tea-nifty.com/tea/2005/04/cd05_43.html

期待してた、5),7),8)を通勤時間で聞いた。
とても良いのだけど。。。。7)がすごーーーく良い。
このメンバーで悪いわけが無いのだけれど、衝撃的。


1) Konitz Lee, Ghiglioni Tiziana, Battaglia Stefano - So Many Stars (Philology W045)
2) Jazzinaria, Cisi Emanuele - Camminando (Splasc(h) H726)
3) Terzano Lucio - So in Love (Splasc(h) H943)
4) Wheeler Kenny - What now? (Cam Jazz CAM7768)
5) Fioravanti Riccardo - Bill Evans project (Abeat ABJZ031)
6) Jordan Sheila - Straight Ahead (Splasc(h) World H871)
7) Taylor John, Swallow Steve, Mirabassi Gabriele - New old age (Egea SCA104)
8) D'Andrea Franco - Dancin' Structures (Backbeat BS003)

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May 20, 2005

ベース(5月中旬~)

<5/7 リハ、飲み>
今回も5/15にデパートのイベントで演奏予定の″アルマンドのルンバ″を練習。
もう1曲スペインも、という話もあったのだけど、見送ることに。
2回のステージとも、同じ曲にした。リハの後の飲み会は、毎度のとおり、極深に。

<5/14 リハ>
5/19に予定している、ケニーさん、さっちゃんとのトリオのリハ。
置きベースのあるスタジオなんて、それだけで素敵なのだけれど、僕はこのベース嫌い。
5フレット(と言うの?)にシールが貼ってあったのだけれど、気になってしょうが無いので剥がしちゃった。
すみません。
リハの後のみ~のは楽しかったけれど、演奏の方は最低だった。こちらもごめんなさい。

<5/15 アルマンドの本番>
いつもはピアノのドクさん。華麗なvlnを披露してくれた。
デジョ君のスネア+ハイハットの超シンプルながらタイトなds、Itnさんのモントゥーノ(ピアノ)もかっこよく、
なかなか、良かったのでは?
私は?と言えば、ソロパートが上手く弾けず、反省点もあるけれど、楽しい演奏だった。
屋外は久し振りだけれど、この季節は気持ち良い。

<5/19 レストランでのセッション>
ケニーさん、さっちゃんとのトリオ。
Voは予定通り、Alfie, Lover come back to me, Close to you, 胸の振り子・・・・
胸の振子は、お店の女の子も、良かったじゃん、と。珍しいもんね。
Close to youは、ボサバージョンで、「おしゃれに」を心がけたのだけれど・・・・

インストは、How deep is the ocean? Soul Eyes, easy living....
珍しいところでは、アースキントリオで有名な、Touch her soft lips and part.

帰宅して、録音を聞いて、少し落ち込み中。。。。

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Glauco Venier/Gorizia

gorizia
このアルバムにも参加しているdsのRoberto Daniのリーダーアルバム″images″で、ピアノのGlauco Venierの名前を初めて知った。クマのような大男なのに繊細なピアノを弾く。
"images″はNorma Winstoneも参加した、とても素敵なCDで、以降二人の参加作品を聞いている。

このアルバムはGlauco、Roberto、bのSalvatore MaioreのトリオにKenny Wheeler、Klaus Gesing(ss)、弦の四重奏を加えた、豪華な編成。

ちょっと辛気臭いところ、アレンジが大袈裟だなと思うところは有るのだけれど、僕の好きなアルバムだ。

組曲風の1、2曲と5曲目はストリングスとの絡みが細かくアレンジされている。
尊厳な響きであるけれど、全体的に拘束される面もあり、僕は少し重い感触を持っている。
とは言え、11拍子を基調にした2曲目はRobertoの鈴系のperをバックに、
tp、pのソロが引き継がれ、それがとてもスリリングだったり、聞き所はある。

残りの曲は、文句無く好き。
kennyをフィーチャ-したワルツの3曲目、ピアノトリオだけで演奏される
4曲目、klaus のssがフィーチャ-される6曲目、kennyとglaucoのカデンツァから始まる軽いタッチの6拍子で演奏される7曲目…。

全てにストリングスが参加しているわけでは無いけれど、
ストリングスをバックにしたコンボの演奏がとても気持ちいい。
特に7曲目は、明確なテーマはそれぞれのソロの後に初めて現れるのだけれど、ケニーの吹くフリューゲルはどことなくイタリアっぽいメロディで、とても優雅だ。

この曲に限らず、南欧らしい明るいメロディが色々なところで現れている。
(アルバムタイトルのGorizia・・・5曲目のタイトルでもあるけれど、イタリアの都市名らしい。)
それぞれの演奏はとても良い。また、それをより色彩豊かにしているのが、Robertoのdsとperだと思う。
金物系を多用し、隙間だらけの演奏であるが、せせらぎのような音、木の枝が風で触れ合うような音…そんな音が聞こえてくる。

ストリングスとのコラボによる作品と言うとSteve Kuhnの10月組曲が思い出される。
これと肩を並べるまでは行かないけれど、成功作だと思う。

unanno


また本作のピアノトリオは"un anno" というアルバムも出している。こちらも3者のテクニック、持ち味が出ていて、なかなかの好盤。なんとなく坂本龍一っぽいメロディもあり、その手の愛好家はたまらんかも。
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Glauco Venier/Gorizia (arte suono)
Glauco Venier(p)、Roberto Dani(per,ds) 、Salvatore Maiore(b)
Kenny Wheeler(tp,flug)、Klaus Gesing(ss)、"prezze" string 4tet

'98 12月録音


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May 15, 2005

夏の朝の露草 George Cables / Cables’ Vision

cables_vison
晴れた夏の朝のドライブに、ピッタリの1枚。
学生の時は、意味もなく、朝早くに箱根とか、三崎に出掛けることが多かった。
車の中にはジャズ友向け、普通の友達向けのカセットケースがあったのだけれど、これは後者の箱に入れてあった。
難しいところなど全くなく、爽やかで良いメロディ。
ジャズを聞かない友達にも、これいいだろ~って、ちょっと鼻高々に聞かせていた覚えがある。

僕にとってGeorge Cablesと言えば、ペッパーとのVillage Vanguardの一連のライブ録音が印象深く、次に来るのがこのアルバムだ(彼はSteepleChase等で沢山のアルバムをリリースしているけれど、殆ど聞いていない)。

このアルバムは’79に録音されており、メンバーは、Freddie Hubbard(tp), Ernie Watts(sax,fl), Bobby Hutcherson(vib), Tony Dumas(b), Peter Erskin(ds), Vince Charles(per)を加えた7人編成。
bとperは僕の知らないメンバーであるけれど、中々豪華なメンバーだ。

6曲中、1曲はハバードの高速ブルースBirdlike。ストレートアヘッドの言葉が良く合う演奏。
それから1曲はHutchersonのThe Stroll。Pとvibのデュエット。
Hutchersonは、Little B’s poemなんて、可愛い曲を作る人だけれど、これも同様にきれいな曲だ。

残りの4曲は全てGeorge Cablesの曲。
豪華な顔ぶれが上手く活かされた、アレンジがされていて、どの曲も聞き応えがある。
8ビートの1曲目、緩めのサンバの2曲目、つっこみ気味の早いサンバの4曲目、重い16ビートから始まるの6曲目、いずれもラテンフィーリングの、とても爽やかな曲が続く。
夏の朝、ちょっと裏庭を覗くと、露草の花があったりするのだけれど、空を見ると夏の空が広がってる。。。。
そんな気分になれる、またそんな時に聞きたくなる音楽だ。
この時代って、スパイロジャイラが流行ったけれど、同じようなメロディ感覚だと、僕は感じている。
Hutchersonを入れたフロント3人、それにdsのアースキンも、シリアス&ハードな音楽も時には演奏するのだけれど、彼らが演奏するレイドバックした音楽が、とってもいい。

リーダーのGeorgeに着目すると、何とも言えないハーモニー感覚があって、ハッとさせられることが多い。
音感が悪いので言葉で上手く説明出来ないのが、もどかしいので、このアルバムでの該当箇所を挙げると…
1曲目2m.57s~59:自身のソロパートのクラスタ-となった音列。ハンコックも良くこんなフレーズ弾くけれど微妙に違う。それほど洗練されてなくて、エグミがある。1曲目は、エレベ・エレピによる演奏。
2曲目1m.45s: これも自身のソロパートで、ブロックコードの連続なのだけれど、彼の特徴的なフレーズ。ペッパーとのライブでも、同じようなフレーズが聞ける。Ernie Watssのテナーのバッキング(5.28の辺り)も、4 曲目1m.37s~40も同様のコンピング。(こんなワケ分からない書き方で、しょうもないのだけれど。)

George Cablesは、2001にShared Secretsってアルバムを作成している。
こちらも、アースキン、アルフォンソ・ジョンソン、エイブ・ラボリエル、ベニー・モウピンなんてメンバーの豪華盤。
Cables Visionと比較すると、曲の当たり外れが大きいけれど、なかなか面白かった。
また、未聴だけれどBenny Wallaceとの共演も評判になったようだ。

ちょっとづつ、集めてみようかと思ってるミュージシャンの一人。
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George Cables / Cables’ Vision(contemporary)
George Cables (p), Freddie Hubbard(tp), Ernie Watts(sax,fl), Bobby Hutcherson(vib),
Tony Dumas(b), Peter Erskin(ds), Vince Charles(per)
1979 12月録音(うーむ、冬の録音だったのかあ。)


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May 11, 2005

trio Friedrich – Hebert - Moreno

trio_friedrich
別に好きなバンドでないけれど、cheap trickと言うロックバンドがあった。記憶に間違いが無ければg×2,b,dsの4人組で、とても楽しいライブパフォーマンスに定評があった。
trio Friedrich – Hebert - Moreno。このCDの裏ジャケットを見て思い出したのは、Cheap trick。
…真中の貴公子みたいな男の子に従える、人の良さそうな二人のおっさん。
Cheap trickも美男子二人と、楽器のうまいおっさん二人のバンドだったように記憶している(今もあるのかな?)

で、このピアノトリオはすんごく良い。手にいれたのは数年前だけれど、その年のベストと思ったくらい。
リーダーJuergen FriedrichのSummerflood はKenny Wheelerを迎えた作品。また、このCDのライナーノーツはJohn Taylorが書いていると言えば、なんとなく音が聞こえてくるかもしれない。

trio_friedrich2
真っ先に頭に浮かんだのはPeter Erskin, Palle Danielson, John Taylorのトリオ(彼らは凄い!)。
Tony Morenoのds、 John Hebertのbもアースキン、パレの影がチラホラ見え隠れする。
二人の絡む部分が、そこら中にあるのだけれど、パレ・アースキン的。
バンドの音は、アースキントリオをよりアグレッシブにして甘さを排除したような印象だ。

全9曲のこのアルバム、ラストのライブ録音は個人的には?なのだけれど、残り8曲は皆とても良い出来だと思う。
1曲目Surfacing(アルバムタイトル)、6曲目Hydra、8曲目Monchichiが、彼らの演奏を良く表しているかもしれない。
自由に伸び縮みするリズム、鮮やかに変化するメロディ。
こんな演奏一体、どうやっているのだろう。
CueはおそらくJuergenが出していると思うのだけれど、特に1曲目の目まぐるしい展開は、とてもスリリング。
8曲目はカリプソ的なリズムを交えた楽しく、またキレイな曲。
後テーマで、テンポが一度落ちて、そこからテンポアップしながらドラムソロに流れ込む部分は圧巻。
テーマリフをバックにドラムソロを取るのも、アースキントリオ的では、あるのだけどね。
(例えば、as it isのEsperanca)

John Herbertの長めのベースソロで始まる4曲目Shadowsは、このCDの中では唯一単純な構成のワルツ。
Johnのブンブン唸りながら、時折立ち止まるようなリズムアクセントが面白い。
7曲目The Truth Is Out Thereは、ちょっと煮え切らない中にも、リリカルなJuergenのピアノが堪能できる。
3曲目Azureはエリントンの曲らしい。霧の中から音が聞こえてくるような演奏。

ラスト9曲目は、フリーインプロの曲。
ライブ録音で、とってもスリリングなのだけれど、8曲目までで十分満足している身には、ちょっと余分のような気がする。

Naxosレーベルは、このプログでは2枚目の紹介。(Lars Moller)
ピアニストのMike Nockの主催するこのレーベル、1000円程度の廉価盤なのだけれど、外れが余り無い。
どちらかというと無名のミュージシャンを世の中に紹介するような面白いスタンスのレーベルなのだけれど、最近、新作をばったり見なくなってしまった。もっと、色々出してもらいたいなあ。

また、このCDに戻るけれど、新品を1000円以内で買えるんです。このCD。
もし、見つけたら騙されたと思って、是非お試し下さい。
このトリオも、もう2枚CDをリリースしていた(↓)。あ~これも聞きたい・・・・
http://www.juergenfriedrich.net/index_e.htm

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trio Friedrich-Hebert-Moreno / Surfacing (Naxos 2001)
Juergen Friedrich (p), Tony Moreno(ds), John Hebert(b)


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May 08, 2005

CD購入('05 5/8)

Amazonより2枚CDが到着。
 ・Irene Kral / Where is love?
 ・Irene Kral / Live
 Ireneは、以前から興味があった女性vo。前者は愛聴盤になりそう。とっても、とっても良い。
 後者はちょっと雑な作りのLive盤。
 Amazonからは、George CablesのCables' Visonが届く予定。これは学生時代の愛聴盤。
 急に聞きたくなった。Amazonは纏めて届けてくれればよいのに。

・遊佐未森 /Harmoniodeon
 オラシオさんのサイトで紹介されていたCD。
 ちょっと家族の前で聞くのは恥ずかしいので(ちょっとだけ聞いたのだけれど)、ウォークマンで聞いてみよう。

買ったCDでないけれど、次の音源をCDRに焼く。
 ・Tania Maria & Niels-Henning Ørsted Pedersen
  押し入れにあったテープを発見。なかなか初々しい二人。
  ペデルセンのアルコが、ウームな出来。
  この人のソロって分かり易く、ダサく感じていたが、最近それが良いと思うようになった。
 ・Norma Winstoneによるショーター集
  昨年頃、BBCラジオで流れていたもの。Miyako、アナマリアをNormaが歌っている!!

イタリアからの通販CD(4月上旬注文)が、なかなか来ない。
問い合わせしたところ、Kenny Wheeler盤の入荷が遅れているとのこと。
あ~、GW中に聞きたかったのに。でも期待盤が、多く楽しみ。

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May 07, 2005

Sardiniaから大海へ Ajo/ajo

ajo
おそらくreeds奏者のEnzo Favataをリーダーとしたグループで、バンドネオンのDino Saluzziが全編に参加している。他のメンバーは10弦ギターのMarcello Peghin 、wbのSalvatore Maltana、per のFederico Sanesi。

僕の好きなイタリアのCDはどこか地中海の香がするものが多いけれど、
これはもっと大きな海を感じさせる。
(enzoの書くライナーにも影響を受けているけれど)

Enzoの故郷であるSardiniaは、冨を求めて海外への移民が多かったそう。
その移住先の一つのアルゼンチンから帰国した二人の老人からの話にインスパイアされて、この作品は作られたとのこと。
二人の話す言葉はSaridiniaのものでも、スペイン語でもなく両者が混ざった中途半端なもの。
彼らは、折角故郷に戻れたのに、長く過ごしたアルゼンチンに想いを馳せる。
Saridiniaとアルゼンチンは海風に囲まれた環境、人々の生活(Enzoはdeep valueが有ると言っている)など、幾つも共通点が有るらしい。
すごく遠く、近い国。
こんな背景が、二人の老人の想いを、より複雑にしているのだろう。

このアルバムはリズムとメロディがとても面白く、また良い。
1曲目は、僕が演奏したら阿波踊りになってしまうような微妙なリズム。
これから、未知の国に出かけるのだという決意みたいなものを感じる、すがすがしい曲。

2曲目は、このアルバムの1つの盛り上がりを見せる部分。
テーマは5+5+9拍子という複雑なものだけれど、そんなことは感じさせられない。
6拍子の8曲目も似た雰囲気。アルゼンチンから故郷への帰路を演奏したのだろう。

残る3~7曲目、9,10曲は、比較的ゆったりしたテンポで、哀愁おびたものや、
ちょっと楽しいもの、幻想的なもの、様々なメロディを楽しめる。

Dino Saluzziは大好きなバンドネオン奏者で、
Rickie Lee, Enrico Rava, George Gruntzなどの盤での演奏が印象的。
Enzoは、このアルバムを構想する段で、アルゼンチン出身のDinoを思い浮かべたとのこと。
管のようなフロントにも、バッキングにも自由自在に行き来する演奏がとても、素晴らしい。
Enzoが吹く、比較的高音の管楽器類とのユニゾン、ハモリが随所に聞けるけれど、そのマッチングが珍しいし、とても良いと思う。

他のメンバーの演奏も良い。
GismontiのようなGを弾くMarcello、タブラ、口弓など様々なperを操るFedericoも、
随所で、おぉ!と思わせる演奏をしている。

ジャズコーナーでは殆ど見かけない作品だけれど、色んな人に聞いてもらいたいお勧め盤。

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Ajo/Ajo (New tone)
Enzo Favata(soprano, soporanino sax), Dino Saluzzi(bandoneon)
Marcello Peghin(10 strings g), Salvatore Maltana(wb), Federico Sanesi(per)

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May 04, 2005

だら~んだけど、すんごい。 Alan Gibert / Chriot d’or

alain_gibert
5年位前にUnionの広告に男性版Brigitte Fontaineって載っていたのが目を引いた。
リーダーの名前は知らないけれど、bのBruno Chevillon とclのLouis Sclavisの名前が。
ジャケは、おそらくAlanのポートレイトと思われるが、ご覧のとおりヘンテコなデザイン。
大当たりか、大外れのどちらかだろうなと思って、御茶ノ水店に取り置きしてもらった。

・・・…結果は大当たり!!
確かにFontaineと同様、カテコライズが難しい音楽かな。まあ、そんなことは、どうでも良い。
編成はAlanのtbとvoとp、BrunoのWb、Louis Sclavisのcl, b-cl, ss、Jean Louis MntinerのAccordionのカルテットだ。おそろしく楽器の上手い4人(Alanは少し謎なのだけれど)に、なんともとぼけたAlanのヴォーカルが載っかった郷愁味・哀愁味溢れるトラッドミュージックと言えば良いのかな。

フランスにこんな伝統音楽があるのか分からんけれど、シャンソンっぽい味付けもあることはある。
・・・結局カテゴリー付けしようとしてますが。

基本的に、気持ちのいい日に、気持ちの良い部屋で、だらーんとしながら聞くのに最適な音楽。
とても脱力した音楽である。
んだが。・・・やっていることは、かなりすごい。
だらーんとして聞くのも良いし、ヘッドフォンで一音漏らさず聞くぞって気分でも聞けちゃう。
まあ、後者は疲れちまうし、少々バカらしいので、
ダラーんとしながら、今のは一体何?って、そこの部分のみ1時停止リピートするのが正しい聞き方かも。

随所に演奏面で聞きどころはあるのだけれど…。
1曲目、13曲目のcl類のオーバーダビング部の美しさ。
2曲目:accordionとbによるバッキングの凄まじさ。
accordionは鍵盤ではなく、管楽器じゃないかしらって思ってしまう。でも管ではこの演奏は絶対無理。
ChevillonもMarc Johnsonのような機関銃フレーズを絶え間なく引き続ける凄さ!
この凄いバッキングに載るSlavisのバスクラのソロも熱い!
3曲目:ゆるいワルツであるけれど、Chevillonのbをバックに、vo → tb→ acc→ tb,acco → accとソロを交換。Tbのソロの後のaccの出だしがスリリング。
12曲目のAccordionとbの間奏部のかっこよさ。このベースソロもMarc様的と言えないことも無いけれど。

AccordionのJean Louis Mntinerは、その後名前をたまに見かける。
僕が他に持っているのは、超絶5弦ベーシストRenaud Gracia-Fonsとのduo“Fuera(Enja)”だけれど、こいつも、なかなかの好盤。…ジャズではなく、タンゴだけどね。
Nelson Velas(g)との共演アルバムなんてのもあるのだよなあ。→いつか聞いてみたい。

話を元に戻すと、このアルバムは僕の手持ちの中でも、最もハイセンスなものと思ってる。
(この辺は、趣味の問題だけれど。)
たまにUnionの中古とかでも見かけるので、興味がある方は是非。

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Alan Gibert / Chriot d’or(Silex)
Alan Gibert(tb,vo,p)、Bruno Chevillon(b)、Louis Sclavis(cl, b-cl, ss)、Jean Louis Mntiner(Accordion)
’94 10月?録音


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May 03, 2005

ベース ('05 4/29 ,5/2)、ライブ鑑賞(5/3 河原秀夫トリオ)

<4/29 レッスン>
約1ヶ月ぶりのレッスン。クラシック(シマンドル)はようやくPart VIを終了。
次は「指の練習及び高い親指のポジションと他のポジションの関連による長い学習」。
ちょっとは、曲らしきものが出てくるのかしらん。しかし、このペースで行ったら、いつこの本終わるのだろう。
師匠の勧めで練習を録音するのだけれど、アルコは相変わらず、ギーコギーコって感じで酷い。
上手く、音が繋がらない。僕も相当の不器用だね。
ジャズは、Chambersのスローブルース。16分音符の羅列をきっちり、楽譜上で練習したのは初めて。
メトロノームとの睨めっこで、良い練習になったと思う。
次回の課題はラファロのNards。なんだか、楽しみだあ。

<4/30 ライブ鑑賞>
近場のライブハウスで河原秀夫さん(b)、井上信平さん(fl)羽仁智春さん(p)のトリオを家族3人で聞いた。
娘は日頃クラシックばかり聞いているので、少し刺激が強すぎたかも。
でも、井上さんのフルートを熱心に聞いていた。(ブラバンでfl、tpのどちらを選ぶか迷っている)。
河原さんも、何度も聞いているけれど、超絶技も交えた渋い演奏で、今までで一番良かったかも。
セッティングは、ウッディにアコースティックイメージ。アルコも、この組み合わせで自然な音だった。
ああ、アンプも欲しい。
帰りがけに、嫁さんに「あれが弓のメロディね」って言われたのがショックだった。

<5/2 リハ>
5/19に演奏予定のKennyさん、さっちゃんとのトリオのリハ。
Vo入りの曲のみ練習。Alfie, Lover come back to me, close to you, 胸の振り子。
胸の振子は、サトウハチロー作詞、服部良一作曲の歌謡曲。ジャズでやるのも、面白そう。
Lover…は僕の嫌いな曲。でも、さっちゃんはラインがカッコいいとのこと。お世辞かしらん。
Close to youは別のバンドのItnさんのアレンジを拝借。なかなか、おしゃれだと思う。
インストはKennyさんが持ってきたAlter Egoって曲が僕の好みにマッチ。
うまく出来たらいいなあ。
5/19の前にもう1回リハをする予定。

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都、美也子、美弥子、みやこ… Fred Hersch trio /live at the village vanguard

hersh1
とてもシンプルで美しいジャケットデザイン。Fred Hersch trioのVillage vanguardでのライブアルバムだ。
'02の5/16~18の3日間の演奏からのチョイス。
モンクのBemsha swingで始まり、アンコールはI’ll be seeing you。
典型的な一夜を再現したとのこと。
Hersch自身がライナーノーツを書いているのだけれど、Village vanguardでのライブ録音が夢だったらしい。

Herschは、最初に聞いたアルバム(タイトル失念)がハズレだったため、避けていたピアニストだ。
このアルバムは、ShorterのMiyako/ Black nileが収録されていること、ジャケットデザインが美しいことが購入の理由。
ここでのHerschは、演奏に雑な部分が散見されるけれど、特にバラード、スローテンポの曲では、素晴らしい演奏をしている。また、10曲中Herschは6曲の自作曲を提供していて、彼がとても良い作曲をすることも知った。
最近、HerschのCDが増えつつあるけれど、そのキッカケになったアルバムだ。

トリオの相手は、Drew Gress(bass)とNasheet Waits(ds)。
Drew Gressについては、以前アルバム紹介をしているけれど、お気に入りのベーシストの一人。
http://catpaws.tea-nifty.com/tea/2005/03/drew_gress_spin.html
アバンギャルドな演奏もする一方で、安定感のある分かり易いライン、ソロを弾く。
この人のライバルはDavid Finkと勝手に決め付けてしまうけれど、
Davidは少し上ずった胸キュンなソロを得意にしているのに対して、Drewは開放的でぶっとい。
プーン!プン!という男っぽい音が魅力的。

Herschのイントロにから始まるBemsha swingは、ごつごつとしたビート感の演奏。
Drew Gressらしい、断片的な音列によるファンクベースがカッコいい。
DsのNasheet Waitsのタムを中心としたドラミングとのコンビネーションも面白い。

一転して、スローワルツの”At the close the day”。タイトル通りの美しい曲。
このアルバムには、他にもHershの作曲によるキレイな曲が演奏されている。
スローボサで演奏されるEndress stars、ミディアム4ビートの Days gone by。
この人は、ファーストテンポの曲よりも、ゆったりした演奏の方が良いと思う。
ゆったりな曲では信じられないくらいリリカルなのだけれど、急速テンポだと、雑な部分が見え隠れする。
テクニックの問題では無いと思うのだけれど。(ライブ録音ってことが関係しているかも?)

アルバム最大の聞き所は、ShorterのMiyakoだ。
Shorterの作った曲の中でも、特に美しいメロディだと思う。
原曲では、Shorterもテーマメロディを歌い上げているだけで、このメロディを大切にしていたことが感じられる。
キーはB、とてもテナー奏者が書くようなキーとは思えないけれど、キー特有のカラーを表現したかったのかも。
(僕は全然分からないけれど、キーによって色彩感が異なるって言う人は多い。それから、この曲はとっても、ソロを取るには難しい曲だと思う。)

Herschの演奏はイントロも素晴らしいし、テーマのメロディの歌いあげ方も、鳥肌が立ってしまうくらい。
ソロも、この曲を何回も弾いているのだなあと、想像できるような演奏だ。
緊張感のコントロールが上手い。盛り上がる感情をギリギリの所で抑えつつ、終盤のテーマにピークを持ってきている。
Herschは、この曲がとても好きなのだろうなあ。

ちょっとテンポが速くて、忙しすぎるBlack Nileを経て、最後はバラッドのI’ll be seeing you。
Herschはアンコールで演奏することが多いと言っているけれど、ライブのラストにはピッタリのロマンチックな終わり方だ。

Fred Hersch trioは、この後tsのTony MalbyとtpのRalph Alessiを加えたアルバムをリリースしている。
(Fred Hersch torio +2 (Palmetto)) こちらも、なかなかの出来だ。
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Fred Hersch trio /live at the village vanguard (Palmetto)) 
Fred Hersch(p)、Drew Gress(b)とNasheet Waits(ds)。
'02 5月の録音


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