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May 20, 2005

Glauco Venier/Gorizia

gorizia
このアルバムにも参加しているdsのRoberto Daniのリーダーアルバム″images″で、ピアノのGlauco Venierの名前を初めて知った。クマのような大男なのに繊細なピアノを弾く。
"images″はNorma Winstoneも参加した、とても素敵なCDで、以降二人の参加作品を聞いている。

このアルバムはGlauco、Roberto、bのSalvatore MaioreのトリオにKenny Wheeler、Klaus Gesing(ss)、弦の四重奏を加えた、豪華な編成。

ちょっと辛気臭いところ、アレンジが大袈裟だなと思うところは有るのだけれど、僕の好きなアルバムだ。

組曲風の1、2曲と5曲目はストリングスとの絡みが細かくアレンジされている。
尊厳な響きであるけれど、全体的に拘束される面もあり、僕は少し重い感触を持っている。
とは言え、11拍子を基調にした2曲目はRobertoの鈴系のperをバックに、
tp、pのソロが引き継がれ、それがとてもスリリングだったり、聞き所はある。

残りの曲は、文句無く好き。
kennyをフィーチャ-したワルツの3曲目、ピアノトリオだけで演奏される
4曲目、klaus のssがフィーチャ-される6曲目、kennyとglaucoのカデンツァから始まる軽いタッチの6拍子で演奏される7曲目…。

全てにストリングスが参加しているわけでは無いけれど、
ストリングスをバックにしたコンボの演奏がとても気持ちいい。
特に7曲目は、明確なテーマはそれぞれのソロの後に初めて現れるのだけれど、ケニーの吹くフリューゲルはどことなくイタリアっぽいメロディで、とても優雅だ。

この曲に限らず、南欧らしい明るいメロディが色々なところで現れている。
(アルバムタイトルのGorizia・・・5曲目のタイトルでもあるけれど、イタリアの都市名らしい。)
それぞれの演奏はとても良い。また、それをより色彩豊かにしているのが、Robertoのdsとperだと思う。
金物系を多用し、隙間だらけの演奏であるが、せせらぎのような音、木の枝が風で触れ合うような音…そんな音が聞こえてくる。

ストリングスとのコラボによる作品と言うとSteve Kuhnの10月組曲が思い出される。
これと肩を並べるまでは行かないけれど、成功作だと思う。

unanno


また本作のピアノトリオは"un anno" というアルバムも出している。こちらも3者のテクニック、持ち味が出ていて、なかなかの好盤。なんとなく坂本龍一っぽいメロディもあり、その手の愛好家はたまらんかも。
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Glauco Venier/Gorizia (arte suono)
Glauco Venier(p)、Roberto Dani(per,ds) 、Salvatore Maiore(b)
Kenny Wheeler(tp,flug)、Klaus Gesing(ss)、"prezze" string 4tet

'98 12月録音


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