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April 03, 2005

Roberto Gatto/7#

7

Enrico Ravaとの共演も多い、イタリアのds Roberto Gattoの’97年の作品。
イタリアのドラマーの中ではリーダー作を、飛びぬけて多く出している。
このCDではChiara Civello(voice), Javier Girotto(sax), Fabio Zeppetella(g),
Dario Deidda(wb), Gatto(ds)のクインテットを基調に、何人かのゲストが参加している。
(Chiraが抜けた曲も数曲。)

PMGの影響も僅かに感じる、浮遊感の漂うサウンド。とっても、かっこいいと思う。
Chiaraはヴォーカルというより器楽奏者的な位置付けで参加。
スキャットでのソロなんかも、派手さは無いけれど、渋い!相当上手いと思う。
1曲目のThe Noisemaker。タイトルはおぞましいが、バスクラの7拍子のリフの上に乗っかる、
ギターとヴォイスの絡みがなんとも言えない。
このブログでも何枚かヴォーカルアルバムについて書いているけれど、こういう器楽的なヴォーカルって好きだ。
(絶叫系は、大抵の場合苦手。)
Chiaraは最近、Verveからリーダー作を出したみたいだ、

他の演奏者を見ると、Javier Girottoも色々な所で見かける。
主な演奏楽器は、ソプラノ・バリトンサックス、バスクラなのだろう。
最近ではEgeaから出てたBebo Ferraの”Mari Pintau”に参加していた。
僕には少しくどく感じる演奏者(熱血激情型)なのだけれど、このアルバムでは控えめで、ちょうど良い。

Fabio Zeppetellaは、Kenny Wheelerとの共演もある現代的なギタリスト。
色んな人の影響を受けてるように思えるけれど、
ギターをそれほど一生懸命聞かない僕には、かっこえーとか,Versatileなんて言葉しか思いつかない。
このアルバムでは、Javierより露出度は高く、例えば4曲目In Chimbeではウネウネのブチギレ寸前の演奏が聞ける。

曲は全13曲と、かなりの長尺。
PMGの影響を受けたような曲、John Zornのクレズマー系の曲、タンゴっぽい曲*、様々なのであるが、
統一感が無いとは思わない。
良いメロディが揃っていること、曲の上手い配置、ゲストの入れ替わりなどもあって、最後まで飽きずに聞くことができる。
*ラヴァのBellaを男性ヴォーカルでやっている。(タイトルはAriaに)。

ゲストについて書くと、男性vo、チェリストの他にDanilo Rea(p)が2曲に参加しているのが、嬉しい。
11曲目Eneroは、クインテットにReaが参加したタンゴのようなリズムの曲だけれど、
Reaのピアノが全面的にフィーチャーされている。感情を抑えることが(多分)苦手な彼にはピッタリの曲かもしれない。Reaのファンには、大喜びなソロだと思う。

多分、大規模店の店頭には並びそうもないCDだけれど、色んな人に聞いてもらいたいと思う。

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Roberto Gatto/7#(BMG)
Chiara Civello(voice), Javier Girotto(sax), Fabio Zeppetella(g), Dario Deidda(wb), Roberto Gatto(ds)
Guest: Danilo Rea(p), Bernadino Penazzi(cello), Peppa Servillo(vo)

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