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February 26, 2005

ぶち切れキューンをもう一度。。。

remenbering_tommorow
大好きなSteve Kuhnの’95年の作品。
Steve Kuhnに関しては、最近の作品よりも比較的初期の作品の方が好きだ。

一番好きなのはOctober Suiteなのだけど、季節的に聞く気がせず、このECM盤を選んだ。

話を戻すけれど、最近のKuhnはフニャけたと言う話を聞くけれど、必ずしもそうでも無いと思う。
僕が聞いた中では、Bob MosesのNishoma(grapeshot ‘98年録音)では、甘いばっかりでないKuhnらしい演奏が聞ける。また、一昨年くらい相次いで出たSheila JordanとKerin Krogのアルバムの演奏も良かった。

このアルバムはJoey Baron(ds)、David Finck(b)とのトリオ。
David Finckは、ここ10年くらいKuhnのベースをつとめており、二人の相性はとても良いと思う。僕からすると、Fred Herschの相棒Drew Gressと比較的近い味を感じており、二人とも好き。Davidの方が、繊細で丁寧なプレイをするけれど。
このアルバムでは、ECMの録音のせいか、ベースの音がとても深く聞こえて、それが音楽にとってもマッチしている。

Ocean in the sky、Lullaby、Tranceなんて旧作もとりあげているが、新作のメロディが、とても良い。
中でも、6曲目All the rest is the same。なんだか、よく分からないタイトルだけれど、とても親しみやすいボサタッチの曲だ。
ここでの聞き物は、Davidのベースソロ。
いいベースソロは沢山あるけれど、これは最も好きなものの一つ。
派手さは全然無いのだけれど、とても歌っているし、アクセントのつけ方が、とっても胸キュンなソロなのだ。
5曲目のLife’s backward glanceには、上記6曲の導入部的な感触がある。
全編、あまりテンポを感じさせないゆったりした演奏であるけれど、キューンのめくるめくようなピアノが聞けて、飽きることは無い。
9曲目、Old Feeling withinは、懐かしさを感じるメロディ。
このイントロパートってSheilaが歌ってなかったかなあ?

ちょっと、旧作に目を移すと、少し不満というか悲しい気持ちが。。。
Ocean in the skyは、ヴィトウス、ローマノと組んだバージョンの方がはるかに力強く、タイトルとマッチしているように思う。まるで、荒波に立ち向かうかのような演奏。
本作での演奏は遠くの嵐を予感しているような、ぞわぞわ感はあるのだけれど、ヴィトウス盤と比較すると、ちょっともどかしい。
10曲目Bittersweet passageも同じような印象。こちらも、彼の持ち味であるゾワゾワした感じがよく出ているのだけれど、もどかしい。
Joey Barronが、うるせーから止めろってくらいあおってるのだけれど、爆発しないのだよなあ。

破綻ぎりぎり、いや破綻しちゃったキューンは、もう聞けないと思うと、ちと悲しい。
ああ、Last Years Waltz再発してくれ~!
枯れたキューンも好きだけど・・・・ぶちぎれたキューンが聞きたい。

(書いているうちに、書きたいこと変わってしまった。。。。。ま、いいか)

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Steve Kuhn / Remembering tomorrow (ECM)

Steve Kuhn(p), Joey Barron(ds), David Finck(b)

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