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February 25, 2005

Friedman, Humair & Jenny Clark/Ternaire

ternaire1

Joakim Kuhnトリオのリズム隊Daniel Humair、J. F.Jenny-Clarkとvib奏者David Friedmanが組んだトリオ。

爆音系のピアノから、どちらかと言うと叙情的な趣きのあるDavidヘ交代したことで音は随分変わっている。
Joakimトリオは聞いていてゲップが出てくることもあるけれど、ちょうど良い味まで薄まったのでは?
Davidのおかげで、このアルバムとってもクールで格好良く仕上がっているのだけれど、普段どおり濃いbとdsの御二方に、何故か耳が行ってしまう。

jenny-clarkって、なんでこんなに エグいのかな?
ここまでエグいのでjoakimに抜擢されたのか、それともあのトリオの中で必然的にエグく成長していったのか?

正確な音程、グリッサンドとビブラートを多用した嫌味たっぷりなアーティキュレイション。
(ここまでくると、潔くて好感が持てる。)
最近では流行らない芸風と思うけれど、イカすベースフィギュアの曲だととてもはまるのだよな。

このアルバムではそんな曲が多い。
Franco D 'Andrea作曲のMerano、Michel Portal作曲のPastorとAll Blues。

PastorはPortalのアルバムMen 's Land(ジャケットが楽しい)にも収録され、やはりJFが同じリフを弾いている。
延々と弾き続けるこのリフ、ベーシストなら思わず試したくなるのでは?
本家のバリサクも迫力あったけれど、Davidのvibもとてもクールで良い。
このアルバム一番の聞きどころと思う。
後テーマの大部分でdsがリフに合わせているところは、うっとうしいけれど、この人の持ち味と思えば可愛いかな。

All bluesも初めて聞いた時はちょっとびっくりしたアブノーマルなライン。
これもマネしたくなるけれど、上級者以外は顰蹙を買うだろうな。
ここのDavidもとてもクール。vibが出す和音って艶かしく好き。色っぽい。
同じ大きい楽器だったら、vibを選べば良っかた。
また、時折ミュートした音(マリンバのような)が格好良い。

この3人には悪い冗談?、と尋ねたくなるような、爽やかでstepsみたいな2曲目。
こんな曲も含まれていて、いいアルバムだと思う。

僕にとって少し謎なのは、早めの4ビートの1曲目。
完璧なコンビネーションを誇る二人に微妙なズレを感じる。
ガッチリ二人で組んでグイグイ進むのではなく、お互い相手を捕みそうになるとスルリと抜けていく。
ちょっと安心感に欠けた演奏。わざと、それを楽しんでいる?

…リズム感が超悪い自分が、微妙なリズム談議なんか出来る分けもなく。
…やめやめ。

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TERNAIRE(Deux Z)
DAVID FRIEDMAN (vib) DANIEL HUMAIR (ds) JEAN-FRANÇOIS JENNY-CLARK(b)

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Comments

というわけで、御サイトにお邪魔しました。
イタリアやフランスのジャズがお好きみたいですね。
私もそうです。
これもご縁ということで、うちのブログから御サイトへのリンク張らせていただいてよろしいでしょうか?
どうぞこれからもよろしくお願い致します。
失礼します。

Posted by: オラシオ | May 01, 2005 at 07:30 PM

こんばんわ。

オラシオさんの所では、間違った情報を流してしまいました。申し訳ありません。
フランスは、そんな詳しく無いですが、イタリアは結構ハマってます。
とにかく、良いピアノが多いんです。

リンクの方は喜んで。
オラシオさんの所、とりあえずざっと眺めたのですが、レビューしたいなと思ったCDが幾つかありました。
その一方で、知らないCDが、ごっちゃりと。
これから、ゆっくり読みたいと思います。

それから、ベーシストなのですね。
そちら関係でも情報交換できたらと、思います。

Posted by: しぶちゃ | May 01, 2005 at 08:11 PM

リンクの許可、有難うございました。
早速リンク張らせていただきました。
私はエレクトリックベーシストです。
6弦とフレットレスを弾きます。
ベースの高音部で弾くコードが、この世で一番美しい音だと思っています。
では、これからもよろしくお願い致します。
失礼します。

Posted by: オラシオ | May 01, 2005 at 08:35 PM

エレベ弾きさんですか。
私は20年弦張りぱなしの、イバニーズのフレットレスを1年に1回ほど弾きますが、12フレットより上は全然弾けなくなってしまいました。
6弦っすかあ、かっこいいなあ。

エレベと言えば、イタリアレーベルEGEAからの新譜、これはjohn taylor, steve swallow, gabriele mirabassiのトリオが楽しみなんです。
なかなか届かないのですが。。。
swallowの高音コード弾きも美しいですよね。

いつか書こうと思ってるのですが、kip hanrahanのvertical's currencyでオーバーダブで、swallowの3重奏(くらいかな)が聞けるのですが、この世のものとは思えない美しさです。

Posted by: しぶちゃ | May 01, 2005 at 09:03 PM

スワロウは本当に凄い人ですよね。
キップ・ハンラハンの、いつか聴いてみようと思います。
私はもろテクニカル系が好きで、ドミニク・ディ・ピアッツァとか、ブラジルの故ニコ・アスンプサォンとかむちゃくちゃ好きです。
つまり、コードよく弾く人ですね(笑)。
パティトゥッチは2年ぐらい前まで軽視していましたが、『ミストゥラ・フィナ』というリーダー作を聴いてぶっ飛んでしまって。
最近ではかなり好きになりました。
でもチックのエレクトリックバンドはイカン。
ところで、リンク張っていただいて有難うございました。
お互い盛り上げていきましょう。
失礼します。

Posted by: オラシオ | May 02, 2005 at 01:01 AM

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(DEUX Z ZZ 84107)   デイヴィッド・フリードマンと、フレンチジャズ界屈指のリズムセクション、ユメール&ジェニー=クラークのコンビがトリオを組んだスーパーバンドのライヴアルバムです。 ユメールとジェニー=クラークは本当にたくさんのアルバムでタッグを組んでいる名ユニットなんですが、フリードマンはなぜ?と思われる方もいらっしゃるかと思います。 実はフリードマンとユメールも色んなところで一緒にやっていて、フリー... [Read More]

Tracked on May 01, 2005 at 07:27 PM

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