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February 19, 2005

Eric Kloss/Sweet Conections

kloss

ある掲示板にアルト奏者の方が
″テナーが幹部だとしたら、アルトはチンピラ″みたいなことを書いていて、
ちょっとクスクスしながら友人を思い出した。

彼も、やはりアルト吹き。
″しぶちゃさんは、どうせテナーの方が好きなんでしょ。やっぱりジャズはテナーなんですよね。″

・・・・なんて言いながら、
彼の演奏はいつも自信たっぷりのもので、楽器に対する愛着がとても良く分っかた。
(可愛いやつ。)

冒頭のアルト氏も自分の楽器が好きでたまらないと思う。
彼らに限らず、テナーに対して微妙な感情を持ちながら、″自分が最高さ″なんてアルト奏者って多いのだと思う。

Ericのアルトはテナーに対する云々…なんて全く感じさせず、
自信の塊のような演奏を聞かせてくれる。
もっとも、彼はテナーを吹く機会も多いので、ナンセンスな話題かもしれない。

彼は1949年生まれであるが、'81の録音を最後(未聴)に、行方不明らしい。
今も健在なのだろうか?
とても自信家だったらしく、かえって、それが音楽家としての活動期間を狭めてしまったという話も聞いたことがある。
彼の代表作、to hear is to seeを聞くと、止まることを知らないような飛翔感、楽器を演奏する喜びを
感じるのだけど、それが続かなかったのは残念だ。

全てのアルバムを聞いているわけでないけれど、洗練されたロックビートにも対応できる共演者があって彼の魅力は生きてくるのだと思う。

Eric Kloss/Sweet Conections (live at e.j.s.)
このアルバムは僕が持っている中でも一番新しいもの。
e.j.sというレストランでの'79のライブ録音だ。
後半3曲を除き全てGil GoldsteinとのDuet。上記に示した条件で言うとGilは最高のパートナーだと思う。

僕が好きなのはduetで構成される前半の6曲目まで。
残念ながら後半3曲はとても中途半端なものに感じる。
この時期のEricは共演者に恵まれなかったのだろうか。そんなことも、つい思ってしまう。

Duetって良い演奏であるほどリスナーにも演奏者にも緊張感を与える構成であると思う。
あまりそんな機会はないのだけれど、
このアルバムは、ほど良い、時にはビシバシくる緊張感を与えてくれる。

1曲目Sweet Conectionsは、タイトルとそぐわず、強烈・複雑なリフで構成される曲。
続く、Wrraped in a cloud, The sand of timeはロッキー山脈での体感を表現した、優しいメロディの曲。
目の見えないEricは、どんな風景に感じたんだろうか。
この2、3曲目が僕はとても好きだ。
James Taylorの曲をカバーした4曲目、数学の女性教師のことを歌った5曲目も魅力的。

Ericの最後のアルバム”Sharing”も、GilとのDuoアルバムらしい。
きれいなバラッド集とのこと。いつか聞いてみたい。

それより、どこからフラっと出てきて、また僕達の目の前で演奏してくれることを願いたい。

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