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January 29, 2005

天井を歩きながらピアノを弾く。。。Myra Melford

myra

7年くらい前に、Disk Unionから確かWhat’s Newという小冊子が出ていた。
Disk Union, Waveなどで、大量の輸入盤の前で途方にくれた時、
この冊子は、参考になった。



今は、ネットで色々なことが調べることが出来し、逆に個人的な意見を気軽に発信することが出来る。
あの小冊子を、飽きずに何度も何度も眺めていた頃が懐かしかったりする。
ベットに寝転がりながら、あーでもない、こーでもないと、音を想像したものだ。

Myla Melford, D.D. Jackson, それからBojan Z。
少し過激だけれど、胸キュンな部分を持っているピアニストたち。
彼らを知ったのも、この冊子だった。
(それにしても、この人たちの名前って、格好いいよなあ。)

Myra Melfordのこのライブアルバム、すんごく好きなのだけれど、
買って1年ほどして、”Part I & II Frank Lloyd Wright Goes West to Rest”という曲名を見つけた。
Frank Lloydは日本建築の影響も受けた(窓が多いことなど)、アメリカの建築家。

何気にライナーノーツを読むと、Myraは3歳から18歳まで、Frank Lloydの家に住んでいたらしい!
(今ネットで、検索したらLloydの家って、売っているのね。・・・これも驚き。
Myraの家はイリノイだったので、初期の作品*と思われる。)

*建築を作品と呼ぶのは嫌いなのだけれど。。。

彼女の家は、他のLloydの作品同様、窓が沢山あり、内装も凝ったものだった。
入隅、出隅の陰影、窓からの光。光と影が交錯する素敵な家だったに違いない。
天井にも沢山の装飾がなされていて、
幼いときの彼女は、鏡で天井の装飾を見ながら、家中を歩き回った。
・・・・天井を歩いてる気分で。

このアルバムは、Myraが住んだLloydの家の話を想像しながら聞くと面白い。
キャッチーな曲と、アブストラクトな曲、光が輝くようなメロディと、湿って暗いメロディ。
とても、強烈なコントラスト。
なんとも、おどろおどろしいベースラインの上で、展開されるハッピーなピアノソロ。

夏の日本家屋の奥の部屋から覗いた、庭の強烈なコントラスト。
Myraの家も、そんな雰囲気だったのだろう。
鏡で天井を見ながら歩くような、ピアノソロ。。。。。

しかし建築作品を見るような構成美に満ちた、この演奏。
Improvisationを中心にした音楽なのに、どうしたら、こんな演奏が出来るのだろう。

Myra Melford/ Alive in the House of Saints(hat ART CD6136)
Myra Melford(p), Lindsey Horner(b), Reggie Nicholson(ds)

<ジャズ(アメリカ界隈)>

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