« ギョロ目のHamiett | Main | Aldo Romano / Threesome »

January 31, 2005

Good Music or Bad Music ? Lee Konitz

iatlian_balladsイタリアのメロディが素直に好きだなあと感じたのが、
このアルバム。

Konitz - Battaglia / Italian Ballads



ライナーからの引用が多くなってしまうのだけれど...面白いことが書いてあった。

・・・以下、しぶ茶による(いい加減な)訳。

Marcel Proustは、自著Les Plaisirs e le joursの中でこう書いている。
「 bad musicは嫌いさ。でも軽蔑してないよ。
 なぜなら、良質と言われる音楽なんかに比べると沢山演奏されている。
 それも感情を込められて。男達の夢と涙で醸成されてるのさ。
 芸術として評価されなくても、人々の感情の中にはずっと、生き続けているんだ。」

Vittorio Franchini氏のライナーノーツの冒頭部より・・・・

ライナーノーツに書かれているように、ここで挙げられたのは、そのbad musicの部類。
“Torneri”なんて曲はさっぱり不人気だったのがフランスで流行って、
その結果本国で流行したそうだ。

そのbad musicを吹かせたら、Konitzの右に出るものは居ないと思うのだけれど、
誰が、その相手にStefano Battgliaを選んだのだろう。
Lee自身? それともプロデューサーのPaolo Piangiarelli?
Stefano Battgliaは、感情よりも知性で演奏するタイプ。

ここでも、Stefanoは慎重に選びながら、極力感情を抑えて演奏をしているのが伺える。
とてもエモーショナルなLeeと、湧き上がる感情を抑えてるStefano。
勝手に、そう想像しているだけなのだけれど、その対比がとても、美しい。
ここでは、コケたD’Andrea, Bleyを相手に持ってこなくて、成功だったと思う。

それにしても、演奏者の感情、リスナーの感情。。。
なかなか難しい関係だなと、ふと思ったりした。
演奏者が感情移入しすぎると、それを感じたリスナーは冷めたり・・・

‘93に録音されたこのCD、Vol. 2はいつ出るのだろう。
次は、コケたもの同志でも良いかもしれない。
Leeが、覚醒する時期を狙って、さっと録音して欲しい。

==================================================
Konitz - Battaglia / Italian Ballads Vol.1(Philology W61.2)

Lee Konitz(as), Stefano Battaglia(p)

<ジャズ(イタリア)>

|

« ギョロ目のHamiett | Main | Aldo Romano / Threesome »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74992/2743573

Listed below are links to weblogs that reference Good Music or Bad Music ? Lee Konitz:

« ギョロ目のHamiett | Main | Aldo Romano / Threesome »